ひうち優子のブログ

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平成29年 第1回定例会 予算委員会7 区民生活委員会所管1 「ソーシャルビジネス支援を手厚く・・・」 

カテゴリー:定例会, 質問・提案が実現の一助となったこと

本日は、区民生活委員会所管分の質問です。

取り上げたテーマは2つ。

●ソーシャルビジネス支援ネットワークについ

●GAP認証について~食品安全の観点から~

 

本日は、ソーシャルビジネス支援について。

 

ソーシャルビジネス支援ネットワークについ

 

〇ソーシャルビジネスとは?

少子高齢化・育児・教育問題・引きこもり・ニート支援・障害者支援・貧困問題・環境保護など、解決されなければならない社会的課題を、ビジネスの手法で解決していく活動。

 

課題

以前であれば、このような課題の解決は、国や地方自治体、ボランテイアが担ってきた。しかし、時代の変遷とともに、様々な社会的課題が顕在化・複雑化し、従来の取り組みでは解決が難しくなってきている。そのための新たな手法として注目されているのが、ソーシャルビジネス。

ソーシャルビジネスを始めるにあたって、知識・資金が足りず、なかなか起業に結びつかないケースが多い。

 

〇世田谷区のソーシャルビジネス支援の取り組み

・「せたがやソーシャルビジネス支援ネットワーク」と題し、日本政策金融公庫渋谷支店が旗振り役となり、昨年7月にスタート。世田谷区を含む8つの支援機関で構成され、団体間において講師派遣や事業のPRを相互に行うなど、相互に連携して、各団体の強みを活かした支援を進めている。

・ネットワークのスタート以降、平成28年11月に、ソーシャルビジネスにおける各分野のスペシャリストとのセッションイベントを開催。

・その後、今年には専門家のアドバイスを受けながら、起業に向けてプランのブラッシュアップを図る「せたがやソーシャルビジネス・プレゼン大会」を開催。

 

 

課題解決に向けた質問・提案

・現在、世田谷区では、金融機関・行政書士会・商工会議所などにより「ソーシャルビジネス支援ネットワーク」が構築されており、互いに連携しながら起業を目指す方の支援に取り組んでいる。

・具体的には、法人設立・許認可届出・事業計画策定・融資・法律相談などをそれぞれの専門家につなげて行う、といった形で、区が全てを担うのではなく、起業を目指す方とそれぞれの専門家のマッチングの場を提供することで、ソーシャルビジネスを支援していこうという新たたな取り組みをしている。

すばらしい取り組み。

この支援をもっと広げていく価値がある。

見解を伺う。

 

成果

・来年度、新たに個別相談会の実施を予定している。

・相談会では、ソーシャルビジネスに漠然とした興味をお持ちの方から、実際に取り組もうとしている方まで、幅広い方を対象に、専門家による個別の相談・支援を行い、プランの具体化やブラッシュアップにつなげることにより、新たなソーシャルビジネスの創出を目指してまいる。

・また、区内大学との連携を促進し、ソーシャルビジネスに取り組む人材の育成にも努めるとともに、せたがやソーシャルビジネス支援ネットワークの構成団体間の連携を一層強化していく。