ひうち優子のブログ

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行政視察1「都市景観形成の先進都市、福岡市」

カテゴリー:活動報告

   
    
    
 

1日目は、福岡市の取り組み

1つ目
◯景観形成作り

景観とは、ものだけではなく、文化・自然・生活を総合したもの。
景観の良し悪しは、個人の感じ方や文化的な背景により異なり、景観が優れている街とは、「その街らしさが感じられること」

なるほど。

福岡市では、景観形成に力を入れており、市民参加の街づくりを行っています。

福岡市の良い景観のキーワードは、

『緑・河川・海岸線・歴史的拠点・都市の拠点』
そこで福岡市は、5つのゾーンに分けて、それぞれの特徴を生かした景観形成方針を定めています。

主な取り組み

⚫︎一定規模の市内全域と、景観形成地区において、建物の用途や高さ、規模・配置、形態、色彩、夜間景観、屋外広告物などの届出の義務化

⚫︎都市サイン(地図案内のサイン)

⚫︎彫刻のある街づくり既に25体設置

⚫︎屋外広告の設置許可制度→屋外広告物条例を定め、屋外広告物に、許可制を導入。市民ボランティアにより、違反広告物の撤去(貼り紙、貼り札、立て看板)条例違反には、100万円以下の罰金現在、約150団体、3200人を登録超えるボランティアが、違反広告物の撤去を行っている。 

禁止地域→公園禁止物件→橋、トンネル、分離帯、街路樹、信号機、道路標識、歩道柵など

⚫︎デザイン審査→ラッピングバスなどの広告デザインの質を向上させる。

⚫︎景観作り地域団体を認定し、補助金を出す

⚫︎都市景観形成建築物の指定→都市景観の形成上、重要な価値がある建築物を指定し、現状変更の際の届出を義務づけ、助言・指導を行う。

福岡市は、市民参加で、自分達の街の景観作りをしようと、違反広告物の撤去をするなどしており、自分達の街を考えるのに、良い機会だと思いました。

都市景観形成は、マクロ的な取り組み。しかし一方で、都市景観は、人それぞれ感じ方が違い、またある程度の制限が必要。ミクロ的にみると、個人にそれぞれの制限をせざるを得ず、どこまでやるのか、が難しいなと感じました。

他の事例も研究してみたいと思います。