ひうち優子のブログ

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行政視察6『高齢者の方の入居支援は、今後も重要!』

カテゴリー:活動報告

   
    
    
 
 

神戸市2つ目

◯高齢者の方などへの賃貸住宅の入居支援

神戸市では、特に独居の高齢者の方が賃貸住宅を借りる際、家賃の支払い能力、連帯保証人の有無、また居室内での死亡事故などの不安などから、入居を断られるケースがある。

市内の民間賃貸住宅の貸主の約4割が高齢者の入居に消極的という事態を受け、神戸市では平成26年度から「賃貸住宅あんしん入居制度」を実施。

この制度は、市民の相談窓口を設置し、民間事業者と借主の間に入り、連帯保証人の提供、残存家具の片付け、安否確認サービスを行うものです。

具体的には、市内の民間賃貸住宅に入居を希望する方に対し、神戸市すまいの安心センターが、3つの基本サービスを提供する事業者を紹介。

事業者は公募し、経歴・資格などを審査して登録。現在は7社が登録しているとのことです。

利用希望者は、貸主の了解を得た上で、直接事業者と契約して、サービスを受けます。

基本サービス

⚫︎連帯保証サービス

終身にわたり、利用者の賃貸住宅の連帯保証人になる。(利用者負担 18万円)

⚫︎残存家具片付けサービス

利用者が亡くなった後に、残存家具の片付けを行うサービス(利用者負担 共同住宅15万円〜 戸建住宅30万円〜 住居の種類、広さなどによる)

⚫︎安否確認サービス

住宅内に設置した見守りセンサーや、利用者自らの通報でサービス事業者が駆けつけ、緊急対応を行うサービス。(利用者負担 月額4000円以下、機器設置費用別途)

⚫︎その他のサービス

・葬儀支援サービス

・死後事務手続きサービス

・生前に荷物の整理を行うサービス

この制度を開始して、ニーズが多かったものが、連帯保証人の紹介だけでなく、賃貸住宅も紹介してほしいとのこと。

今後、民間賃貸住宅を登録して紹介するなと、ニーズに合わせて変えていくとのこと。

大変参考になりました。視察を今後の区政に生かしてまいります。

最後に、神戸市議会を訪問して終了。