平成20年第3回定例会一般質問(1) 電動カート(電動三輪車・四輪車)の安全利用について

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 先日の総務省の発表では、

65歳以上の方は2819万人と総人口の22.1%を占め、

過去最高を記録した。

また、家族形態も核家族化へと変化、

1人暮しの高齢者の方や、高齢者のみ世帯が増えてきている。

 

 その社会の変化に伴い、

 電動カートまたは電動スクーター・電動3・4輪車を利用する方が増加している。

 

 電動カートとは、

 自分で操作するハンドル型の電動車いすのことで、

 最近では歩行に困難を感じる高齢者の社会参加手段として普及し、

 高齢者の利用が増えている。

 

 実際、過去5年間で約11万3千台が出荷されている。

 電動カートを使うことの利点は、

 ・足腰などの身体が低下した方が誰かの手を借りることなく

  1人で自由に外に出ることができる。

 ・いろいろな人とのコニュニケーションをとることもできる。

 ・遠方に行くことも可能になり、ライフスタイルの幅が広がり、

  充実した生活を送ることが可能になる。

 

 

 

 実際に私の知り合いの区民の方も、

「1人暮らしでしかも歩行が困難なので今までは家にこもりきりだったが、

 電動カートを使うようになり、

 人の手を借りずにどこでも自由に行くことができるようになり

 毎日が楽しくなった。」とおっしゃっていた。

 

 しかし一方で、その方は次のようなこともおっしゃっていた。

 「電動カートは法律上、歩行者扱いなので、

  電動カ―トを運転する時には歩道を走らなければならない、

  また歩道・車道の区別がない道路では右端を通行しなければならないが、

  そのことがあまりに知られていなさすぎる、

  実際に自分が電動カートを使うまでは知らなかったし、

  それまでは自動車扱いかと思っていた、」

  とおっしゃっていた。

 そして歩行者に知られていないため、歩道を走っていると

 「何でこんなところを走るのか・怖い・危ないじゃないか!」

  といわれたこともあるそうだ。

 

 確かに、私の周りにも聞いてみたが、

 電動カートが歩行者である、ということを知っている方は

 あまりいらっしゃらない。

 

一方、電動車いすと自動車の事故、そして自転車や歩行者など、

他の交通参加者とのトラブルが増えている。

実際、電動車いすと自動車の事故は過去5年間で1203件、

そのうち死亡事故は56人に上っている。

これから高齢化社会になり、電動カート利用者が増えるに従い、

事故もますます増えることが予想される。

 

 

そこで事故防止のためにはまず、

電動カートの利用者の方向けの安全対策はもちろんのこと、

それ以外にまずは、電動カート利用者以外の誰もが、

「電動カートが歩行者である、歩行者と同じ動きをする」

ということを認識し理解をすることこそが大切。

特に道路を通行する際には、

電動カートが車両ではなく歩行者であるということを、

自転車・自動車を運転する人、そして何より同じ歩道を歩く歩行者1人1人が、

それぞれ認識を持つことこそが大切ではないか?

 

そしてそれぞれがお互いに地域社会を成り立たせる一員であるという気配りと、

譲り合って共存していくというユニバーサルデザインの視点こそが大切である、

と考える。そこで伺う。

 

この「電動カートが道路交通法上歩行者である」ということの周知は、

歩行者や自転車・自動車を運転されている方などの電動カート利用者以外の方に対し、

現在どの程度周知がなされているのか?

また今後どのように行っていく予定であるか?

 

 

 このことに関連して、実際に自動車を運転している方から、

「歩道の区別がない一方通行の出口から、

自転車がかなりのスピードを出して突然入ってくるので

何度もぶつかりそうになり大変危険、

まさか一方通行の出口から侵入してくるとは思わないので、

ミラーを付けるなどして、予期せぬ事態への対策を考えてほしい。」

といった声も実際にある。

 

このことは電動カートにも当てはまると思う。

例えば一方通行の出口にはミラーを付けるなどの安全対策が必要だと思うが、

現在どのように行っているか?伺う。

 

 

答弁は「続きを読む」を見てくださいね。

答弁

・現在の歩道の利用状況を見ると、

 歩行者はもちろん、自転車利用者・車いす利用者・ベビーカーを押した方など、

 多くの方の通行とともに電動カートの利用も目立っている。

 

 しかしながら限られた歩道空間の中に

 すべての人が安全で快適に通行できるようにするためには、

 それぞれの人が相手の立場を認識し、

 思いやる心を持つことも大切である。

 そのために、

 電動式カートが道路交通法で歩行者と同じであることが広く知れ渡ることは、

 必要である、と認識している。

 

 今後も関係機関、庁内関係部署と連携しこれまでの取り組み等も活用し、

 電動式カートが道路交通法で歩行者と同じ扱いであることの周知を図り、

 ユニバーサルデザインの視点に立った街づくりをさらに進めていく。

 

 

 

・カーブミラーの設置は、

 道路反射鏡設置指針及びユニバーサルデザイン推進条例に基づき

 行っている。

 

 具体的な場所としては、

 信号のない交差点や見通しの悪い交差点などで交通事故が発生する恐れがあり、

 カーブミラーを設置することによって

 事故防止に効果があると認められた場所に設置している。

 

 一方通行へ出る交差点については、

 歩行者や自転車が一方通行方向と逆に通行できることから、

 その安全対策として

 歩行者や自転車のストップマークや交差点標示等を行っている他、

 警察からの要望等により特に安全対策が求められる場合には、

 カーブミラーの設置を行っている。

 

 今後も交差点での交通安全対策を進め、

 交通事故防止に努めていく。

   

 

 

 

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