2008年

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2007年

会派視察
2008年02月02日

 
1月30日・31日・2月1日に、
 
富山市、金沢市、越前市へ視察に行ってまいりました。
 
主な内容は次の3つ。
 
 
富山市では、
 
@国内初の本格的なLRT「富山ライトレール」 
 
(バリアフリーの低床車両の導入・新電停の設置・高頻度運行
 
二酸化炭素、窒素化合物の削減など、環境に優しい・
 
といった機能を持つ)
 
 
Aフィダーバス(駅舎直結バス)
 
 
 
金沢市では、
 
@学校2学期制・
 
A小中一貫英語教育・
 
B学習指導基準金沢スタンダード(金沢市独自の学習目標)
 
C金沢21世紀美術館(新コンセプトの参加交流型美術館・H16年10月開館)
 
D金沢ぷらっとバス
 (杉並区のすぎ丸より小型。商店街も入る16人座席のノンステップバス)
 
 
 
 
越前市では、選択制中学校給食「スクールランチ」
 
(選択制にすることにより、給食費が全納できる、食育促進、いろいろな立場の親の要望に対応できる)
 
 
 
 
 
 
 
どれも全国的に有名で、多くの自治体が視察に訪れています。
 
 
特に勉強になった施策は、
 
 
越前市の選択制中学校給食「スクールランチ」。
 
 
 
 
大変参考になりました。
 
明日から順次、詳細を書かせていただきますね。

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富山市視察
2008年02月03日

1日目の視察の報告をさせていただきます。
 
視察1日目は、富山市の公共交通政策を視て参りました。
 
 
@LRT「富山ライトレール」
 
Aフィーダーバス(駅舎直結バス)
 
です。
 
 
まず@LRTですが、
 
皆さんはLRTをご存知でしょうか?
 
 
 
LRTとは、
ライトレールと呼ばれ、
 
軽量軌道交通(Light Rail Transit:LRT)のことです。
 
 
LRTの定義の大要は
 
「大部分を専用軌道とし、
 
部分的に道路上(併用軌道)を
 
1両ないし数両編成の列車が電気運転によって走行する、
 
誰でも容易に利用できる交通システム」
 
 
 
となっており、
 
簡易な設備による、低コストな建設を目指して開発された、
高架鉄道や地下鉄よりも一回り小さいが、
 
バスよりも大きな輸送力を持つ交通機関なのです。
 
 
 
本来は、
 
大型車両を用いる本格的鉄道(都市間路線や国際路線など)に対し、
 
都市計画・地域計画等で位置付けられ、
 
都市内やその近郊で運行される中小規模の鉄軌道全般を指します。
 
 

しかし、車道と併用した(併用軌道)路面電車として走行できるため、
  
低床式の新型路面電車として注目され、
 
新交通システムという認識されているのです。
 
 

 
ライトレールの概念は、
 
 
@専用軌道を主体にした高速鉄道志向のもの
 
例:米国での定義・ドイツのシュタットバーン・オランダのシュネルトラム等
 
A従来の路面電車志向のもの
 
例:フランス
 
に分けられます。
 
日本ではAにあたり、
 
LRTは次世代型路面電車
 
と訳されることが多いのです。
 

 
 
 
 
一方で、次世代型路面電車としての意味に基づいた場合、
 
 
従来の路面電車との差は、
 
 
@都市計画・地域計画での位置付けなど政策的な裏づけ
 
A専用軌道やセンターリザベーションによる
 定時性の確保および運行速度の向上(都心部では利便性向上のために併用軌道も可)
B既存交通との連携
 
C運賃収受制度の改良(プリペイドカードの導入など)
 
 
が挙げられます。
 

なお、国土交通省では、
 
LRTを、
軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で
 
優れた特徴を有する次世代の軌道系交通システムとし、
導入支援を行っているのです。
 
 
長くなりましたが、
 
以上が主なLRTの概要です。
 
 
さて、富山市のLRTの特徴を簡潔に書かせていただきます。
 
@バリアフリーの低床車両を導入
(床面高30?36cmという、
 車椅子やベビーカーでも乗り降りできる全低床式車両)

 
A騒音・振動を抑える制振軌道の採用
 
B新電停の設置
 
(スピードアップにより、高頻度運行が可能)
 
  
C二酸化炭素削減に貢献
 (LRT導入により道路混雑緩和や交通事故の削減
二酸化炭素や窒素化合物の削減に効果あり)
 
 
Dフィーダーバス(駅舎直結バス)との円滑な乗り換え
 
 
EICカードの導入
 
(運賃収受時の利便性に配慮)
 
 

が挙げられます。
 
 
 
南北交通が不便な世田谷区でも、
 
LRTのような路面電車の導入は、
 
まちづくりの観点からも検討の余地があるのではないか、
と思いました。
 
 
大変参考になりました。

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金沢市視察1
2008年02月06日


2日目は、金沢市に視察に行き、
 
 
主に次の5つを、視てまいりました。
 
 
 
 
@学校2学期制
 
A小中一貫英語教育
 
B学習指導基準金沢スタンダード(金沢市独自の学習目標)
 
C金沢21世紀美術館(新コンセプトの参加交流型美術館・H16年10月開館)
 
D金沢ぷらっとバス
 (杉並区のすぎ丸より小型。商店街も入る16人座席のノンステップバス)
 
 
 
まず、@学校2学期制の導入についてですが、
 
一番の目的は、授業時数の確保による学力の向上です。
 
 
具体的には、
 
2学期制にすることにより
・始業式・終業式が減り、授業が増える。
 
・始業式・終業式の日は、今まで授業がなかったが、
 普通に授業をし、そのあとに式を行う。
 
・行事の内容を見直し、必要ない行事を授業時数に充てる。
 
・夏休みを使い、サマースクールを実施。
(小学生18日、中学生17日)
サマースクールは強制ではなく、事業の補修の形をとる。
 
 
 
次にA小中一貫英語教育ですが、
 
目的は、古都金沢市の持つ特徴を活かし、
 
世界に通用する人材を育てていく。
 
 
そのためには、
 
情報発信が必要になってきます。
 
 
具体的には、
 
自分の考えや、郷土金沢の歴史や文化を、
 
世界に向かって英語で語ることが必要なのです。
 
 
金沢市の英語教育に対する熱意と努力が花開き、
「『世界都市金沢』小中一貫英語教育特区」
 
に認定され、小中一貫英語教育が行われています。
 
 
特徴は、
 
・英語活動(歌や劇を通し、英語に触れる)ではなく、
 英語教育を行う。
 
 
・英語が、小学校から中学校につながるように教育する。
 具体的には、教科書を1年前倒しし、支給している。(小6の時に中1の教科書も渡す)
 
 
英語教育の内容は、
・週3回の英語の授業を、週4回に増やす。
 
・金沢を題材にした英語の教科書を使う。
 それにより金沢のことを世界の人に話すことができる。
 
 
ちなみに、優れものだと思った教材は、
 
金沢を題材にした英語の教科書です。
 
自分の住んでいる市のことがわかり、
 
しかもその良さを英語で表現できる、
 
なんて素晴らしいことでしょう。
 
普段は自分の住んでいる都市のことを意外に知らない、
 
しかも興味がわく子も少ないと思います。
そこで英語で表現し、世界中に情報発信する。
 
英語で習うことにより、自分の住んでいる都市について、興味もわくし知識も増える。
 
そして英語力の身に付く。
 
一石ニ鳥ですね!
 

 
次にB学習指導基準金沢スタンダード(金沢市独自の学習目標)
 
 
ですが、これは金沢市独自の学習指導基準です。
 
具体的には、
 
・小学校では国語・社会・算数・理科、中学では国語・社会・算数・理科・英語で、
 
「重点的に指導する内容」と「発展的な内容」を設定し、
 
学力に応じた指導方法を行っている。
 
 
 
小中一貫英語教育は、
 
「金沢市を世界に情報発信する、
 
そして世界に通用する都市を目指す。」
 
 
という明確な目標があり、
 
この目標に向かって、
 
行政・市民一体となって頑張っている姿が
 
印象的でした。
 
 
世田谷区の教育も、
 
目標をより具体的に立てる、など
 
まだまだ改善の余地がある、
 
と感じました。
 
 
 
 
21世紀美術館・ぷらっとバスは、
 
また明日書かせていただきますね。

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金沢市視察2
2008年02月07日

昨日の続き、金沢市の視察のご報告をさせていただきます。
 
 
 
 
C金沢21世紀美術館(新コンセプトの参加交流型美術館・H16年10月開館)
 
金沢21世紀美術館は、
 
「新しい文化の創造と新たなまちの賑わいの創出」
 
を目的に、
  
平成16年10月にオープンしました。
 
 
ミュージアムとまちの共生により、
 
新しい金沢の魅力と活力を創出しているのです。
  
 
具体的には主に次の4つを、
 
柱としています。
 
 
1、世界の「現在(いま」とともに生きる美術館
 
2、市民とつくる、参画交流型の美術館
 
3、地域の伝統を未来につなげ、世界に開く美術館
 
4、子どもたちとともに成長する美術館
 
 
この美術館の一番の目玉は、
 
「スイミングプール」
  
 
これは、強化ガラスに水を張ったプールの水面を境界とし、
 
その地上と地下(プール内部)で、
 
人と人が出会うことを想定した作品です。
 
光の演出とコミュニケーションがテーマになっているのです。
 
 
 
この作品が目玉となり、
 
雑誌やテレビの取材など
 
多くのメデイアに取り上げられているとのこと。
 
 
世田谷美術館も宝の持ち腐れにならないように、
 
よい芸術をより多くの方に見に来ていただきたい、
 
 
その方法を考える上で、参考になりました。
 
 
 
このスイミングプールの作品が常設であること、
 
このことがマスコミに取り上げられる一番のポイントだ、と考えられます。
 
 
多くの美術館は、
 
期間によって展示する内容が変わります。
 
よって、せっかくいい作品をメデイアに取り上げようと思っても、
期間が限られているので
 
撮影をしても、
 
それが放送される頃にはもうその展示は行われていない、
 
という可能性があります。
 
 
 
雑誌ならば、撮影する時期は発売の1から2ヶ月前なのでなおさらです。
  
雑誌を見てせっかくわざわざ足を運んだのに、もうその作品は展示されていない、
 
となるとがっかりです。
 
 
 
そういう意味で、常設の作品が目玉であるということは大きい、
 
と思いました。
 
これから世田谷区内の文化施設の、
 
集客数を増やす対策を考える上で、
 
大変勉強になりました。
 

次に、ぷらっとバスを書かせていただきます。
 
 
 

D金沢ぷらっとバス
 (杉並区のすぎ丸より小型。商店街も入る16人座席のノンステップバス)
 
 
 
ぷらっとバスができた経緯を簡単に書かせていただきます。
 
 
金沢市は人口46万人で、北陸地方の経済・文化の中心的な都市です。
 
市内中心部は、藩政期に形作られた街路構成を骨格とし、
 
狭く細い道が残されています。
 
このような道路特性から、
 
路線バスが通れない公共交通の利用が不便な地域で、
 
新しい移動手段の導入が求められていました、
 
 
さらに高齢社会の進展に伴い、
高齢者の外出意欲が高まっており、
 
これらの要望に応えることも必要とされてきました。
 
そこで、公共交通が不便な地域を中心に、
 
住宅地と交通結節点や商店街を結ぶ循環バスで、
 
市民の気軽な足として、
 
ぷらっとバスが誕生したのです。
 
  
 

金沢ぷらっとバスの特徴として、
 
次のことが挙げられます。
 
 
@国内初の小型ノンステップバス。
 
入口から出口まで車内に全く段差が無く、
 
高齢者や子どもでも楽に乗り降りが可能。
 
(フラットとぷらっとを掛けている)
手動式スロープ、車椅子固定装置もついて、
 
車椅子の方も1人で乗車可能。
 
 
A気軽に利用できるよう、1回100円。
 
 
B小型なので、狭く入りくんだ住宅地の道も無理なく通行が可能。
 
 また一般の車が入れない商店街を走行し、買い物にとても便利。
 
 
C運行ダイヤが1時間に4便。
 
15分間間隔なので誰でも覚えやすくなっている。
 
買い物・通院の利用を考え、土日も変わらず運行。
 
 
Dバス停の間隔は、
 
高齢者が無理なく歩ける200mを目安としている。
 
 
Eバスに乗ると皆知り合い同士のような、和やかな雰囲気。
 
運転手さんもやさしく丁寧に対応してくれる。
 
 
単なる交通手段としてだけではなく、
 
ふれあいの場として利用でき、
 
地域のコミュニケーションを育てる役目もしている。
 
 
 
区内でも、杉並区や渋谷区では、
 
似たようなバスが運行されています。
 
 
南北交通が不便でしかも、
 
一方通行・狭隘道路が多い世田谷区にとって、
 
このぷらっとバスのような乗り物は有効なのではないか、
 
と思いました。
 
 
大変参考になりました。

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越前市視察 スクールランチ
2008年02月10日

視察3日目のご報告をさせていただきます。
 
 
越前市では、
 
中学校給食の新しい形、
 
 
「スクールランチ」
 
 
 
を視てまいりました。


 
越前市は、ITの特性を活用する、
 
選択制中学校給食「スクールランチ」を、
 
平成14年から試行開始し、
 
平成17年から本格実施しております。
 
 
 

これがメニューです。
 
 
カラーで食欲をそそる献立表になっています。
 
これならば子どもたちも
 
食べ物に対して興味がわくと思います。
 
 
 
 
私も実際に試食してまいりました。
 
1つのメニューではなく、選択性にすることにより、
  
ただ与えられたものを食べるのではなく、
 
自分が何を食べようか、
 
ということを考えるようになると思うのです。
 
 
受動的から能動的になる、
 
またメニューもカラーにすることで、
 
食べたい!という気持ちになり、楽しくなります。
 
「食」というものを考えるきっかけとなるのです。
 
その意味で、
 
中学校の給食を選択制にすることには意味がある、と思います。

 
 
 
スクールランチの特徴は主に3点。
 
 
@自分の食べるものを自ら選択することにより、
 
 食について、学ぶことができる。
 
 具体的には、
 健康・安全・環境問題に関心を深め、
 
 自ら対応することできる。
 
 
AITの特性を生かすことにより、
 
 ITの管理能力を高めることができる。
 
 
 
Bランチルームで、 
 
 家庭からの弁当の子も、給食の子も、
 
 皆、一緒に食べることにより、
 
 昼食を楽しく食べることができる。
 
 
では具体的に、
 
実際のスクールランチの流れをご紹介させていただきます。
 
 
 
 
@実施月約15日前ごろ、メニュー表を見て、
 
家庭でいつ給食にするか、お弁当にするか、
 
という計画をたてる。
 
(メニュー表は学校で配布、またはホームページで見られる)

 
 
A実施月約10日前に、
 
予約申込書と給食費を提出する。
 
(1か月分の給食の回数を予約。
 
1か月分のメニューを日ごとに選んでしまうことも可能)
 
 
 
B毎日、メニューを選んで予約、取り消し、変更が可能。
 
 また、予約変更は学校・家庭で3日前まで可能。
 
 
C給食を受け取る。
 
 
 (給食には、その場で作られるランチメニュー2種類と、
 
他から運ばれるランチボックス2種類の計4種類あり。
ランチメニューを受け取る時には、ランチカードの読み取りにより、
 
予約状況を確認。2度受け取り防止。混乱を避ける工夫がなされている)
 
 
 
 

カードを読み込ませることにより、
 
ランチメニューを受け取った、ということがチェックされます。
 
2度受け取るなど、混乱を避けるためです。
 
  
作る人とコミュニケーションをとることにより、
 
食の大切さ・感謝の気持ちが芽生えてくると思います。
 
 

Dランチルームまたは教室で食べる。
 
そして食べた後はごみの分別・後片付けをする。
 
 
 
(ランチルームではクラス単位で、お弁当・給食の子も一緒に食べる。
 
全校生徒472人に対しランチルームの定員は300名。
 
半分はクラスルームで食べる。)
 
  
Eインターネットで学習する。
 
(学校や家庭のパソコンで献立情報・食材情報が得られる。
 また1人1人のマイページあり。
 
 今まで食べた物のチェックし、食に関する勉強・意見交換ができる)
 
 
 
 
 
このような流れになっております。
 
 
世田谷区でも、
 
中学校給食選択制の導入を検討したほうがいいのではないか、
 
と考えます。
 
 
その理由は次の点。
 
@複数のメニューの中から選ぶことにより、
 
 自分の食べるものについて知ることができる。
 また栄養・食材・食の大切さを学べる。
 
 そのことにより子どものころから、
 
 栄養バランスを考え、自分の食べるものを自分で選ぶ力が身に付く。
 
 
 
Aいろいろなケースの子ども・親に対応できる。
 
 例えば、アレルギーを持つ子。
 
 また働いていてお弁当が作れない・またお弁当でしか親子のコミュニケーションを取れない、など。
 
 心身の発達がめざましい時期だからこそ個人差にも対応できる。
 
Bランチルームで皆で食べることにより、
 
食事を楽しく食べることができる。
 
またランチメニューを受け取る時、
 
作る人の顔を見ることができるため、
 
食の大切さ・感謝の気持ちが芽生える。
 
 
CIT導入により、
 
 ITのシステムを使いこなせる力が身に付く。
 
 
D給食費前納により、
 
未納対策にもなる。
 
 
大変実りのある視察となりました。
 
 
これからの区政に生かしていきたいと思っております。

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消費者あんしん講座勉強会
2008年02月18日

 ご無沙汰しております。
 
皆さんにアドバイスをいただき、今日から日付を冒頭に表示することにしました。
 
よろしくお願いいたします。
 
   
さて、先日、消費者あんしん講座の勉強会に参加をさせていただきました。
 
皆さんは、消費者あんしん講座をご存知でしょうか?
 
現在、世田谷区では高齢者の消費者被害が多発しております。  
 
 
具体的に、今一番多いケースが、
 
振り込め詐欺、その中でも還付金詐欺の被害が多発しております。
 
突然家に、
 
「あなたには還付金があります。お金が返ってくるので、今すぐ銀行に行って今から言う手続きを、
 
言う通りに行ってください。」
 
と誘導し、還付されたように見せかけてお金を振り込ませる悪質な手口でです。
 
 
 
その他にも、
・格安販売チラシで人を集め、次々に高額な商品を売りつける、催眠商法
 
・「無料で点検する・検査に来た」と訪ね、屋根裏など見えない所を点検して「老朽化している・腐敗している」などと不安をあおり、不要な工事や高額な商品の契約を迫る。
 
・2011年の地上放送デジタル化に便乗した架空請求・住宅用火災警報器設置の義務化に伴う悪質な訪問販売など、国の制度が変わることを利用した詐欺
 
 
などの被害が多発しております。
 
 
 
中でも振り込み詐欺の被害件数は、
 
平成19年1月から8月末の世田谷区内で、
 
77件、被害総額は約1億3000万円です。
 
 
このような時は、
 
消費者生活相談にご相談ください。
 
相談専用電話 3410−6522
高齢者相談専用電話 5486−6501
 
 

このような詐欺を未然に防止するため、
 
平成19年4月から、
 
消費者あんしんサポーター(ボランテイア)が2人で、
 
高齢者の食事会やラジオ体操などに伺い、
 
悪徳商法に関する知識をわかりやすくお話しする講座です。
 
 
費用は無料で、土日を問わず、世田谷区内ならどこでも来てくれるのです。
  
 
 
私も実際に講座を受けさせていただきました。
 
皆さんも活用してくださいね。
 
 
ちなみに今までの受講者は1410人、
 
サポーターは44人おります。

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出張所の土曜窓口開設が実現されます!
2008年02月23日

2月23日 土曜日
 
選挙前に皆様にお約束したことが、
 
実現の方向に向かっております。 
 
 
 
 
平成20年3月22日(土)から、
5箇所の出張所で、土曜日の窓口が開設されます!
 
太子堂出張所・北沢出張所・烏山出張所・成城出張所・等々力出張所で
 
土曜日の9時?17時まで、開設されます。
 
 
 
 
取扱業務は次の4項目。
 
@転入・転出・転居などの届け出、印鑑登録などの諸届。
 
A住民票の写し、印鑑登録証明書の交付
 
B証明書自動交付機利用のための、カード暗証番号登録の手続き
 
C証明書自動交付機による、住民票の写しなどの交付
 
 
 

取り扱えない業務は次の5項目
 
@戸籍の諸証明の発行
 
A住基ネットに関する業務
 
B外国人登録業務全般
 
C軽自動車税関連の届け出、証明書発行
 
D税金(軽自動車税含)、国民健康保険料等の収納
 
(ただし、バーコードつきの納付書はコンビにで手続き可)
 
 
 
私は以前から、
 
公的サービス充実の街 
 
を目指しております。 
 
 
具体的には、
 

毎日多忙な生活をしている独り暮らしの若者や会社勤めの方々のために、 
 
役所が人々のライフスタイルに合わせるよう、役所のサービスを変えていく。
 
例えば
・夜間や休日における役所の業務時間を拡大する。
 
・ワンストップサービスを行い、窓口業務をスムーズに行う。
 
・図書館・区民センター・スポーツ施設・保養所などの、公共施設のサービスを充実させる。
 
・そして公共施設のサービスの良さを、より多くの区民に知らせる。
 
そのための周知方法を工夫する。
 
 
 
 
これからも、より多くの皆様が快適に暮らせるよう、
 
さらなる公的サービスの充実に向けて、
 
取り組んで行きたいと思っております。

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第一回世田谷区議会定例会 一般質問1
2008年02月29日

2月26日(火)から、3月27日(木)まで、
 
世田谷区議会では、平成20年第1回区議会定例会が開催されております。 
 
その中で、昨日の2月27日、一般質問をさせていただきました。
 
 
今回取り上げさせていただいた内容は、主に次の2つ。
 
 
・学校給食の選択制について
 
・図書館機能の充実について
 
 
それぞれ、質問の内容を簡単に書かせていただきますね!
 
 
・学校給食の選択制について 
これからの給食は、作る側の立場に立った給食から、
 
食べる側の立場に立った給食を考える必要がある。
 
 
そこで、先日、会派で視察させていただいた、
 
福井県越前市の選択制中学校給食を参考にさせていただき、
 
食育・アレルギー対応・食の安全・ITを活用することによる、ITの情報能力の向上
 
の観点から、
 
中学校給食の選択制の導入を提案させていただきました。
 
 
 
 
詳細を書かせていただきます。
 
越前市の、選択制の特徴は、主に次の2点。
@家庭からの弁当、自校調理給食のランチルームメニュー、温かいお弁当形式のランチボックスメニュー
という3パターンからの選択を主形態としている。
 
(ランチルームメニューは、ふれあいルームで調理してくださる方から直接、セルフで受け取り、
その場で、お弁当持参の子も一緒に、皆で食べる。
 
ランチボックスメニューは、ボックスという名の通り、温かいお弁当形式になっており、受け取り場所で受け取り、お弁当持参の子も一緒に皆で、教室で食べる。)
 
 
A給食の予約から学習まで、一連の学習活動としてITを活用しており、
 
ITの情報管理能力、コミュニケーション能力を活用することで、
 
より円滑な予約管理や、より楽しいIT学習ができるように配慮。
 
 
学校給食を、お弁当持参を含め、いくつからの種類から選択できるようにすることにより、
 
自分が何を食べるか、ということを意識するようになり、
 
栄養バランス・食材を含め、食について考えるきっかけになる。
 
決まったメニュー・決まった量を提供する、という従来の受動的な給食から、
能動的になることで、食に対する意欲がわく。
 
 
また、いつ給食にしようか、お弁当にしようか、を話し合うことにより、 
 
親子のコミュニケーションの場にもなる。親子の食育にもなる。
 
 
お弁当でコミュニケーションをとる親・働く親・など、多様な親の形態ニーズに応えられる。
 
アレルギーを持つ子どもに対応できる。
 
 
食の安全が叫ばれている今、お弁当持参を希望する親もいる。
  
 
 
以上のような理由から、
 
学校給食選択制の導入を、世田谷区でも取り入れてみてはいかがか?
 
区の見解を問う。
 
 
 
答弁
 
1、福井県越前市の中学校給食の取り組みは、スクールランチといわれおり、
 
生徒が選択したメニューに従って、給食を校外の事業者の調理場から配送し、
 
最終的に校内で盛り付けを行った上で、
 
ランチルームや教室で給食が実施されている、 
 
と聞いている。
 
選択率は50%と聞いている。
 
 
 
2、現在、区教育委員会では適切に食事を選んで食べる力を育成するため、
 
バイキング給食やリクエスト給食を実施している。
 
また、アレルギーで食べられない食材がある場合は、除去食で対応している。
 
 
3、現在、学校改築にあわせ、順次、自校調理方式への転換を行っている。
 
 これより、作り手と食べ手の距離を縮め、
 
生徒の実態や要望を把握し、美味しさの向上や献立の更なる工夫、
 
給食を通した食育の推進を掲げている。
今後も、お話の先進的な事例を研究しながら、学校給食の質の向上に努めていく。
 
 
明日は、図書館機能の充実について、書かせていただきます。

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