ひうち優子のブログ

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平成27年 予算委員会 区民生活委員会 「文化力の高さは、教養の高さを表す~市民大学の充実、観光資源の充実~」

カテゴリー:定例会, 質問・提案が実現の一助となったこと

市民大学について

市民大学とは?

・昭和56年に、市民自治の担い手を育成することを目的に設立。現在、政治、社会、人間、経済といった幅広い分野のコースがあり、これらの講座の他に、各専門分野のトップクラスの教授を招いての講義、討論などが展開される2年間のゼミナールもある。生涯大学とは違い、区民の方々のアカデミックを追求しており、専門的なのが特徴。

・平成25年に、旧都税事務所から池尻にある、せたがやがやがや館に移転し、現在は生涯大学と一緒のキャンパスとなっている。

課題

受講生の方から、「20年、市民大学に通い続けているが、都税事務所からがやがや館に移転して、駅から遠く、年を重ねるごとに、通うのが辛くなってしまう。また、教室も以前より狭くなり、通い続ける人も減ってきた。」とのご意見をいただいている。

また、市民大学が縮小されるのではと、心配の声もある。

ひうち質問・提案

行政が行っている大学の中で、ゼミがあるのは市民大学だけであり、また市民大学は、区民の方のアカデミックを追求し専門的な大学で、市民大学は貴重であると考える。

受講生の方からは、縮小されるのではないか、といった懸念の声もあるが、今後、場所等も含め、縮小ではなく、事業をより充実させてほしい。区の方向性について、見解を伺う。

成果

・市民大学のキャンパスは、都税事務所の建替えに伴い、平成25年からせたがや がやがや館に移転した。今年度には、生涯大学もがやがや館に移転し、大学事務局を一本化して、事務の効率化を図っている。

・市民大学では、カリキュラムの構成や内容に受講生の意見を取り入れる目的で受講生企画会議を設け、サマーフォーラムや年2~3回の公開講座などの企画・運営に携わってもらっており、これらの講座には定員を上回るご応募をいただくなど、大学事業を受講生と一緒に盛り上げている。

・今後も、市民大学は、区民の高度な学習意欲に答えるとともに、市民自治の担い手としての人材の育成に向け、事業の充実に努めていく。

 

世田谷区の観光資源の活用

課題

世田谷区には、日米の絆を作り上げた名宰相、井伊直弼が眠る豪徳寺や、日本を近代国家へ導いた吉田松陰が祀られる松陰神社などがあり、観光資源が埋蔵している。しかし、まだまだ外国人観光客へのPRが足りない。

課題解決に向けた質問・提案

・2020年に東京オリンピックが開催される。政府は2030年までに外国人観光客3000万人をめざす、としており、外国人観光客による経済効果は大きい。

2・014年に日本を訪れた外国人旅行者数は、推計、前年比29.4%増の1341万3600人(推計)で、過去最高。また、訪日客が旅行中の買い物などで使った金額は推計で43.3%増の2兆305億円となり、初めて2兆円を超えた、とのこと。

ここで、今後、東京オリンピックに向け、外国人観光客に、世田谷の観光資源を積極的にPRし、世田谷に来ていただくよう、いろいろな工夫が必要であり、このことは景気活性にもつながる。

・そこで、例えば、①現在あるせたがやぷらっとのアプリの周知、②多言語機能の強化、③ケリー米国務長官やケネディ駐日米国大使に、豪徳寺に参拝していただくよう、働きかける、④区内に6つある大使館などとの連携、が必要。

成果

・「せたがや見どころマップ」の中で、歴史をたどるコースとして紹介している。

・来年度、観光アプリの翻訳機能で、英語、中国語、韓国語以外の多言語機能を強化する予定。

・また、今後、外国人旅行者を増やすため、インターネットの活用や、区内の大使館との連携も視野に入れて取り組む。