ひうち優子のブログ

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平成27年第1回定例会 予算委員会 補充質疑 「田園都市線のラッシュ時の混雑がひどすぎる。」

カテゴリー:定例会, 質問・提案が実現の一助となったこと

 

●東急田園都市線のラッシュ時の混雑緩和策

課題

・用賀にお住いの方から、「田園都市線のラッシュ時の混雑は酷すぎる。本当に押しつぶされてしまう。混雑緩和策を提案してほしい。」とのご意見をいただいた。

私も時々利用するが、田園都市線のラッシュは本当にひどい。

・東急田園都市線の混雑は、一時期に比べるとだいぶ改善が図られたが、国土交通省が公表した平成25年度の資料によると、東京圏における主要31区間の平均混雑率165%を上回り、田園都市線の池尻大橋と渋谷駅間は183%となっており、他の路線と比べると未だにひどい状況。

課題解決に向けた質問・提案

東急田園都市線の上り線、渋谷方面のラッシュは本当にひどく、特に用賀や桜新町駅での乗り降りは大変不便な状況。また、二子玉川駅周辺の再開発の完成や楽天本社の移転などにより、今後、更に田園都市線を利用する人は増え、混雑が予想される。

田園都市線の混雑緩和のため、何らかの対策を行う必要。

もちろん、運営は東急電鉄だが、地元自治体として、世田谷区も、田園都市線の異常とも言えるラッシュ時の混雑緩和のために抜本的対策をとるよう、東急電鉄に要望すべきと考える。見解を伺う。

成果

・東急電鉄は、混雑ピーク時間帯前後に列車の増発。また、平成19年度から平日朝8時台に、渋谷駅に到着する急行を各駅停車に変更した。

これらにより、田園都市線の混雑率は、平成19年度の198%⇒平成25年度には183%。

・しかし更なる改善が必要。区としても、引き続き混雑緩和に向け取り組むよう東急電鉄に働きかけていく。

 

九品仏駅前のスピード抑制の対策について

 課題

九品仏商店街周辺にお住いの方から、「商店街に面している道路は、時間規制が敷かれているが、規制時間外の時間外に、車がスピードを出して入っているので、危険である。何とか対策を講じてほしい。」とのご意見をいただいた。

課題解決に向けた質問・提案

以前にヨーロッパを訪れた際に、至る所にハンプを付けているのを目にした。ヨーロッパに比べ、日本は遅れていると思うが、ヨーロッパの例を参考にして、ハンプを付けられないか、と考える。

スピード抑制の対策を講じいただきたい。見解を伺う。

成果

・自動車の速度抑制対策については、道路管理者のみならず、交通管理者である警察や沿道の方々の理解と協力も必要不可欠。

・対策のひとつであるハンプは、車の速度抑制に効果はあるが、ハンプを通過する車の衝撃により、騒音や振動が発生するため、どこにでも設置可能というわけではない。

・九品仏駅前は、商店街であり、通学路に指定されていることから、現地を十分調査のうえ、交通管理者や地元区民の方々等とも連携を図りつつ、現地に即した適切な対策を検討する。

 

●西用賀通りの車のスピード抑制の対策

 課題解決に向けた質問・提案

西用賀通りも車の抜け道になっており、スピードを出す車が怖い、とのご意見をいただいている。現地を十分調査のうえ、交通管理者や地元区民の方々等とも連携を図りつつ、現地に即した適切な対策を検討する。

成果

西用賀通りは、地区の交通集散を担う主要生活道路に位置づけられている。

 

地区ごとの防災マップ

課題

三軒茶屋の太子堂地域にお住いの方から、「区全体の防災マップではなく、地区ごとの防災マップを作ってほしい、この地域は道路が狭く、震災時に危険を感じている。」とのご意見をいただいた。

課題解決に向けた質問・提案

特に、太子堂地域は木造密集地域になっており、道路が狭く、地震が起きた際の火災や緊急車両の心配もある。

現在、区では地区ごとの防災マップを作成していない、とのことですが、地域ごとの防災マップを作成すべき、または区で作成できない場合には、町会等の地区防災マップを、地域の住民に配布すべきと考える。

成果

・現在、災害時区民行動マニュアルマップ版、防災アプリはあるが、地域ごとの防災マップは作成していない。

・平成26年度に、27地区で開催した防災塾において、地区単位の地図等を用いて防災資源の確認をするとともに、狭隘道路、木造密集など地区の地理的な条件による被害の状況についても議論したところである。

・また、町会・自治会等においても、地区または町会単位の防災マップを約70の団体が作成または改訂を行い、地区住民や町会・自治会内で配布をしている。

・これらの普及・周知に努めていく。