ひうち優子のブログ

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平成31年 第1回定例会 一般質問5 通学路の安全対策が重要。

カテゴリー:定例会

通学路の安全対策の続きです。

●通学路の安全対策

 

課題解決に向けた質問・提案2

 

・通学路合同点検を主要な柱とするため、どうしても、速度規制、スクールゾーンなどの交通規制、横断歩道や信号の設置などの警察署の取り組み、また、歩道の整備やガードレールの設置など区による取り組み、総じてハード系の対策が要望として多い傾向にある。

・これに対しソフト面では、危険箇所を点検する安全マップの作成、そして作成だけでなく、実効的な安全マップの活用が求められる。

・安全マップの作成については、安全マップは、実際には子どもたちが活用するので、PTAが主体となり、事故の多い箇所や危険箇所の情報を、警察とも連携し、子どもたちも参加して作成すべきものであると考えます。

・子どもたちの参加の例としては、例えば広島県の小学校では、通学班ごとの地図に道路などの写真を貼りながら、実際に危険な場所を保護者と点検し、「車の通りが多く、スピードがあり危険」などと気づいたことを書いていく取り組みを行っている。このように、実際に足で回って、実効的な安全マップを作成すべきである。

・さらに安全マップ作成後の取り組みとして、例えば埼玉県越谷市の中学校では、班ごとに通学路をiPadで映して予想される事故を映像で流して議論させており、生徒が知っている場所をテーマに視覚に訴えると、生徒の食いつきが違ったとのこと。

・学校・保護者・地域を主体とした交通安全の取り組みについて、区として、どのように支援し、発展させているのか、最近の活動例も挙げて、伺う。

 

 

成果

・まず、すべての区立小学校において、所管からPTAに委託し、児童向け交通安全教室を実施している。

・また、PTA等からの要望に応じて、保護者向け交通安全講習を所管が小学校に出向き、出前型で実施している。講習会では、学校周辺の要注意箇所を児童の登校時に所管で確認し、この結果を講義に盛り込むなどの工夫をしている。

・最近では各校作成の「あんぜんマップ」に要注意箇所の情報を載せたいと、PTAが同行される例が出てきている。

・最近の取り組みとして、今年度の池之上小学校の事例では、平成26年の通学児童の交通事故をきっかけに、交差点のカラー舗装など、様々な交通安全対策がなされた。その後、事故の記憶も薄れてきたことから、PTAでは、これらの対策箇所の写真入りマップを作成して全家庭に配布し、保護者は児童を連れて自分の眼で現地を確かめるなど、交通安全意識の向上を図ることができた。

・今後も、このような活動の輪が、区内全域に広がるよう、引き続き、地域、学校、PTA、警察署、教育委員会などと連携を強化し取り組んでまいる。