ひうち優子のブログ

LINEで送る

平成28年 第1回定例会 予算委員会4 区民生活委員会所管1

カテゴリー:定例会

   

 区民生活委員会

取り上げたテーマは3つ。

 ●世田谷産野菜「せたがやそだち」への支援について

区民農園

スポーツの場の確保

 

 ●世田谷産野菜「せたがやそだち」への支援について

課題

過去4回質問している。

昨年、「せたがやそだちは、少量・多品種、生産者の方は周辺にたいへん気を配り、農薬や化学肥料の使用なども抑えた中で生産されており、品質の面から安全性が高い。特にこの安全面から、学校給食への提供を拡大していいただきたい。」と提言した。

しかし、せたがやそだちの生産量に限界がある。

 

課題解決に向けた質問・提案

2015年11月に自民党の農林水産部会の農業振興策の取りまとめに、「遺伝子組み換えではないコーンなどの飼料の確保」という文言が入った。食品安全に関する意識の高まりを表している。

私は都市農業の振興、地産地消の拡大が重要であると考えており、農薬や化学肥料を抑えた、せたがたそだちの学校給食への提供がよいが、生産量が限界である。また、残念なことに作付けを増やしたいが収穫の人手が足りなくて増産できないという意見も多いのが現状。

そこで「せたがやそだち」の生産者である農家の負担を軽減するため、収穫にNPOやボランティアを活用してはいかがかと考える。見解を伺う。

 

成果

・農産物の収穫期は、農家にとって最も繁忙となる時期であり、従事するそれなりの人手が要るが、足りない農家もある。

・一定の農作業経験も必要なことから、区では、体験農園や農作業体験塾、次大夫堀自然体験農園などの参加者や受講生にご登録いただき、農家のご希望でご照会する農業サポーター制度を設けている。26年度末で85人が登録し、このうち41人の方が8つの農家で活動いただいている。

・農家への担い手支援は、営農の継続にとって重要。今後、提案も含め、検討に努める。

 

区民農園について

課題

希望者の方から「区民農園を利用したいが、応募してもなかなか抽選に当たらない。」という声をいただく。

課題解決に向けた質問・提案

・区民農園は、区民の方が都内で野菜を自らの手で作り収穫、そして自分が作った野菜を食することができる、大変貴重な事業だと考える。

・区民農園の開設については、現状は宅地化農地しか区民農園にできない、そして宅地化農地が農地以外の転用が容易であるがゆえに、区への貸与が打ち切られることが多いという課題があるが、区民の方のニーズが高いことから、農家さんにお声がけをしていただき、何とか増やしていただきたい。

成果

・区民農園は、農家から宅地化農地を無償借入れし、区が整備して開園している。

・平成27年度当初の状況は、ファミリー農園20園、クラインガルテン1園、学童・ふれあい農園が2園。

・区民の農業に対する関心は高く、907区画が満杯状態、さらに待機者数1,302人となっており、増設が求められている。

・区に無償貸与した場合、固定資産税等が免除されるなど農家にとってのメリットはあるものの、宅地化農地は農地以外への転用が容易であるため、相続等により、区への貸与が打ち切られること場合が多い。

こうした厳しい状況だが、区としては引き続き農家のご協力、ご理解をいただきながら開設に向け、働きかけを行ってまいりたい。