ひうち優子のブログ

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平成26年 第3回定例会 福祉保健2「認知症探索のGPSは有効!」

カテゴリー:定例会

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●認知症探索サービス

課題
・認知症の方:
全国で約462万人(平成25年現在。厚生労働省発表)
世田谷区で介護認定を受け、かつ日常生活に何らかの支障がある方:19630人。(平成26年4月現在)
・認知症で徘徊をし、行方がわからなくなってしまった方:全国で約1万人
・ちょっと目を離したすきに、いなくなったしまったというケースはよくあり、
警察に届けて、近隣を探すのが、なかなか見つからない現状。

課題解決に向けた質問・提案

・最近は技術が進み、GPSの精度が高いことから、徘徊で行方がわからなくなった方をGPSで探すことが可能になってきている。
・23区中17区で、認知症探索サービスの補助金を出し、GPS機器を認知症の家族に貸し出している。

認知症探索サービスとは?
高齢者が徘徊で行方不明となった場合、24時間パソコンで検索したり、電話で問い合わせることで、その居場所を家族が把握することができる。

世田谷区でも導入すべき。見解を伺う。


成果

・今年度、区民の声として、認知症の介護家族の方から「万が一徘徊が始まったときのために、GPS機器の補助事業を始めてほしい」との要望があった。

・一方で、認知症探索サービスを使っている介護者の方からは「GPSの端末を家に置いたまま出かけたり、途中で置いてきてしまう。」「GPS端末をほかの家族の携帯電話だと思い、かばんやポケットから出してしまう。」といった体験談が聞かれており、GPS搭載機器を効果的に使用することの困難さも認識している。

・GPS搭載機器を利用した見守りの事業については、認知症家族会等の介護家族の方のご意見も伺いながら、区として検討させていただきたい。