ひうち優子のブログ

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平成30年 第3回定例会 決算委員会4 福祉保健委員会〜保育園の預かり保育、一方前進!認可保育園の情報公開、前進!

カテゴリー:定例会, 活動報告, 質問・提案が実現の一助となったこと

決算委員会5日目、終わった。

終わったらもう暗い。切ない季節…今からまだ仕事です…

4日目と5日目の報告を順次します。

まずは4日目の福祉保健委員会所管

テーマは4つ。

●保育園の入園状況の情報公開

①以前に一次選考にもれたお母様から、「一次選考の結果通知が来たが、区のホームページには何も発表されていない。また、どのような選考方法で結果として何人が入園できたのか、自分はどのくらいの位置にいるのか、何が原因なのか、点数は何点か、もう少し情報が欲しい。」というご意見をいただいた。より詳細な情報提供すべき、ホームページでも提供すべき、と前回質問したが、その後どうなったのか?

➡︎成果

ホームページに新たなページを作成し、「入園申込み」「書類の書き方」「保育料」「支給認定」などに関する質問を掲載し、情報提供した。

さらに、初めて保育園を申込む保護者を対象に説明会を開催。

来年10月に幼児教育・保育の無償化よ実施に向け、さらに情報提供していく。

②ホームページのトップページから入ると、認可保育園の空き情報が園ごとに閲覧する方式に変わっていて、一覧性が失われている。まだ一覧ページにたどり着けない、空き情報をわかりやすく情報提供するために工夫していただきたい。前回も質問したが、どうなったのか?

➡︎成果

地域ごとに一覧で確認できるよう、改善した。

●幼稚園での預かり保育

多様な働き方が増えている中、例えば週3〜4回働く方や自営業の方、フリーランスの方など、フルタイムでなくて子供を預けたいが選択肢が限られており、フルタイムの認可保育園を希望するが入れない状況。

今後の保育は、フルタイム型から多様なニーズに対応した保育サービスの提供が必要。

幼稚園での預かり保育もその一つ。

前回の質問では、7園から2園増えて9園になったとのこと。その後どうなったのか?

➡︎成果

12園に増えた。

内訳

区独自の補助制度 9園

国の補助制度 3園

その他に、私立幼稚園独自で実施 (預かり時間は短い)28園

●病児・病後児保育施設の充実

世田谷区は、病児・病後児保育施設が足りない。予約を取ろうとしても取りづらい。その要因として、一旦予約しても、子供の熱が下がりキャンセルする場合が多いことがあげられる。

・予約システムの改善

・病児・病後児保育施設の増

を前回求めた。その後のどうなったのか?

➡︎成果

・病児対応型施設 8施設、定員66名 稼働率60.5%

・病後児対応型施設3施設、定員12名 31.7%

・合わせて78名の定員を確保した。

・今後平成31年度までに 91名程度の総定員を目指す。

・予約システムは、一部の施設で、独自にインターネットを通じたシステムを導入している。

・区内全ての病児病後児保育施設の意見交換会の中で、情報・ノウハウを共有する。

●産後ケア事業について

先日、山梨県山梨市の公営民設の山梨市立産婦人科医院に、視察に行ってきた。この医院では、妊娠・出産・育児など、ライフステージに応じた健康支援を行っており、施設のベッドも19床と広く、妊産婦がゆっくり静養できる環境が整っていた。

院長先生曰く、産後ケアセンターは、本来、産婦人科かわしっかりケアしていれば必要ない、とのこと。

しかし、都内で出産する場合には、出産後一週間も経たないうちに退院することとなり、生まれたばかりの子供への接し方も十分でないまま、多くの家庭では親子だけの状態になってしまう。世田谷区の子育て家庭の3人に2人が、頼れる親族が近くにいない、とのこと。

このようなことから、全国に先駆けて、産後ケアセンターを立ち上げた世田谷区を始め、都市部にこそ、産後ケアセンター事業の更なる拡大が必要と考える。産後ケアセンターは、都市型の実家機能を補う。

また、施設やそこに働く助産師などの専門性を地域の子育て家庭にも還元すべきと考える。見解を問う。

➡︎成果

開設から10年経ち、4月かは区立施設となった。1日に15組の母子が利用できる、全国に例のない施設の特性を生かし、乳児がいる生活への適応や、母のセルフケア能力の向上の促進、地域における仲間作り、おでかけひろばなどの地域資源の紹介などに取り組んでいる。

受託事業者の自主事業としては、ボディケア、母子外来を行なっている。今後、産前産後マタニティビクスなど、事業拡大する。

今後も子育て家庭の孤立化防止役立てる。