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平成19年第2回定例会一般質問

◎自転車の安全利用について

地球温暖化への懸念が広く言われている現在、自転車は環境に優しい交通手段として特に評価が高く、都市生活にとっては貴重な存在。しかし自転車利用の増加に伴い、自転車と車・歩行者との接触事故が多発しており、危険な状態である。
自転車は、道路交通法上は車道を走行することが原則で、「自転車通行可」の標識がある所など、例外的に歩道を走行することが認められている。しかし自転車は一般的に歩道を走行しており、接触事故が多発しているのも事実。
 自転車先進国オランダ・ドイツなどでは、自転車道の整備が整っており、オランダでは約24%、ドイツは約9%の道に自転車専用道が整備されている。
 そこで日本でも、自転車が安全に走ることができるような環境を人々に提供する、またマナー・ルールを周知徹底して人々の意識を高める、というハードとソフトの両面に力を入れ、自転車を利用しやすい環境を整備すべきと思う。
そこで伺う。

◆ひうち質問1
不適切な自転車利用に対し、区はどのような対策をとっているのか?

答弁:
自転車利用者へのアンケートでは、「通行を許可された歩道の走行は車道よりを走る」という交通ルールを知っているのは4割。交通ルールとマナーの向上が重要。
春・秋の交通安全運動の実施や学校の交通安全教室講習会を開催し、適切な自転車利用を促すような意識啓発運動を行っている。

◆ひうち質問2
今後、自転車講習会を広く区民に周知させていくことが必要。自転車講習会の現在までの実施効果と、これに対する区の考えを伺う。

答弁:
学校、PTA、警察署の協力を得て、各学校で交通安全教室を実施。平成18年度には9,300名の児童と1,700名の保護者が参加し、4,000名に自転車講習終了証を発行している。
参加者の自転車安全利用に対する意識が高まっており、関係団体と連携し、今後も子どもの交通安全教育に取り組む予定。

◆ひうち質問3
今後、世田谷区に新しく自転車道を設置するにあたり、課題及び自転車道設置に対する区の考えを伺う。

答弁:
区では自転車走行環境の整備に向けて、今年度社会実験を予定している。この成果を踏まえ、世田谷らしい自転車走行環境を整備していきたい。



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