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平成28年第2回定例会 一般質問

◎ スケアードストレイト方式、事故再現型の自転車安全教室について

課題
・世田谷区内の自転車が占める事故は、交通事故全体の約35%。
・全国は約18%なので、世田谷区は多い。

課題解決に向けた質問・提案1
事故を減らすためには、自転車のルール・マナーの周知徹底といったソフト面、また自転車専用レーンの設置が不可欠。
区では、スタントマンを使った、スケアードストレイト方式の事故再現型の自転車安全教室を以前から行っている。現在、中学校73回、一般向け55回実施。
着実に増えているが、働く世代の方々は、忙しくなかなか参加できない。一方で社会人の方の自転車事故も増えている。
よって、この事故再現型の自転車安全教室を、ツイッターやfbなどSNSを使って、動画配信すれば有効。また、自転車安全利用推進員の方にシェアしていただくなど、工夫が必要。見解を伺う。

成果
提案の、自転車安全利用推進員の方の活用をはじめ、区・警察・区民・事業者が協働して、有効な実施方策を検討する。

課題解決に向けた質問・提案2
中学校で行うスケアードストレイト方式の事故再現型自転車安全教室を地域開放し、中学生だけでなく、保護者・地域の方にも機会を広げるべき。有効活用できる。
見解を伺う。

成果
最近は小学校のPTAの皆さんからの要望が高い。実施の際には。小学生だけでなく保護者や地域の方に参加をお願いしている。
貴重な体験機会なので、できるだけ多くの方が、幅広く参加できるよう引き続き努めていく。

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◎ 保育園・幼稚園に送り迎えするママさん達への出前自転車安全教室

課題
・世田谷区内の自転車が占める事故は、交通事故全体の約35%。
・全国は約18%なので、世田谷区は多い。
・区内の自転車事故件数は、年代別に見ると、20代から40代に多く、ちょうど子育て世代にあたる。
・特に、子どもを乗せて走るママさん達の自転車教育が必要、とのご意見をいただく。

課題解決に向けた質問・提案
ママさん達は、送り迎えの際、電動アシスト付き自転車に乗っており、スピードが出る。また、子どもを乗せており、安全教室が必要。出前で行ってはいかがか?

成果
・小学校PTAに対し、研修会の呼びかけ、出前型自転車安全講習等、様々な取り組みを進めている。このPTAネットワークを通じ、幼稚園や保育園への取り組みや参加を広げていきたい。
・また、子育て支援イベント等で、チャイルドシート付電動アシスト自転車に、子どもの体重分の重りを積んで押し歩きする体験講習「初めてのママチャリ」を実施している。
・今後、さらに取り組み方法を工夫する。

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◎ 三軒茶屋のレンタサイクルのコミュニティー化について

課題
・以前から、質問している。
・三軒茶屋でレンタサイクルを利用している区民の方からの意見、具体的に、「区内4か所のコミュニティーサイクルを使っており、そのカードを持っているが、三軒茶屋で自転車を借りるときにはこのカードは使えず、三軒茶屋用の利用者カードを別につくらなければならない、不便だ。」という意見があった。

課題解決に向けた質問・提案
以前の質問では「桜上水~経堂~桜新町~等々力間では、どこで借りてどこで返してもよいコミュニティーサイクルになっているが、縦のラインだけでなく三軒茶屋をつなげて横のラインも充実させ、最終的にはコミュニティーサイクルという名のとおり、面的な広がりをすべきと考える。」と質問した。
その際の区の答弁では、「開設時には首都高速道路高架下にあるため有線によるシステム化はできなかったが、現在は無線LANによりシステムをつなぐことも可能なので、今後コミュニティーサイクルとしての活用検討を進めていく。」とのことだった。
その後、4月にスタートしたが、利用率等、現在の状況について伺う。

成果
・昨年度、無線ランによるシステム構築が可能となったことから、平成28年4月から、コミュニティサイクルポートとしての運用を開始している。
・開始後の利用状況だが、3月の利用率98%に対し、4月には103%と、伸びてきている。また、三軒茶屋と他のポート間での移動が100台を超えるなど、好評。
・今後も、コミュニティーサイクルの拡充に、引き続き取り組んでいく。

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◎ 千歳烏山駅の駐輪場対策について

課題
区民の方から「特に土日、駅周辺に、自転車が駐輪され、通行する際に困る。」など、様々なご意見をいただく。

課題解決に向けた質問・提案
京王線の連続立体交差事業に伴い、千歳烏山駅周辺の駐輪場が、以前からあった駐輪場1つ閉鎖、その代わりに3つの駐輪場が整備された。
千歳烏山周辺の駐輪場対策について、現在の状況と今後の対応について、見解を伺う。

成果
・烏山南駐輪場は、日に約1600台の利用がある、大規模駐輪場であったことから、昨年度、千歳烏山周辺にあらたに3つの駐輪場を整備するとともに、既存の中央駐輪場のラック増設を行った。
・また、民営の駐輪場のあらたに2か所新設され、従来の利用台数分については、確保された。
・今後、利用率の低い駐輪場のあることから、駐輪場利用動向に注視し、必要に応じて対応を図っていく。

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◎ 地域Wi-Fiの整備について

課題
・このテーマは平成25年から継続して取り組んでいる。
・その結果現在16の図書館へのWi-Fiは完了した。
・しかし世田谷区の公共施設でのWi-Fiの設置状況は、平成27年現在、区民施設で約30%、庁舎では8.1%と低い状況であり、まだまだ道半ば。
・一方で、他区では、公共施設の設置率は、中野区、墨田区、足立区、港区などで区民施設ほぼ100%。

地域Wi-Fiの他自治体の状況
・他の自治体では地域全体へのWi-Fi整備が進んでいる。例えば台東区では、防災コミュニティセンターや帰宅困難者支援施設、文化施設など、区内全域に官民連携でFreeWi-Fiを整備することを発表しました。また、豊島区では東日本で初めて新庁舎の全フロアにFreeWi-Fiを整備、そして、それにあわせて池袋駅周辺に53台のアクセスポイントを整備し、官民連携でTOSHIMA FreeWi-Fiを提供しており、さらに、全国約9万5000のアクセスポイントがあるJapan Connected Wi―Fiにも連携している。また、地方都市でも、例えば沖縄県那覇市や福岡市、京都市、広島市などでは観光の視点から、市内の観光名所において、NTTやイッツコムのインフラを使ってFreeWi-Fiを整備しており、どこでもWi-Fiがつながるような状況。

課題解決に向けた質問・提案
・今後は、公共施設一つ一つに行政がWi-Fiを整備するのではなく、地域全体へのWi-Fiの整備が必要で、そのためには官民連携で、民間のWi-Fi環境を活用し、アクセスポイントを民間と行政が話し合って決めていく手法がコスト削減にもよいと考える。
・現在、国では、総務省と観光庁が連携をして、外国人旅行者向けの無料Wi-Fiの整備促進に取り組む協議会を設置している。
・東京都も、オリンピック・パラリンピックを見据え、区市町村観光インフラ整備支援補助金事業を実施している。
・他自治体でも、進んでいる。
今後、Wi-Fiは、特に3つの観点から必要不可欠。そこでこの3点について、それぞれ見解を求める。

① 災害対策の観点から、避難所へのWi-Fi設置が不可欠。今回の熊本地震では、災害用統一SSID「00000JAPAN」によるWi-Fiスポットが無料開放Wi-Fiが解放され、情報取集に大いに役に立ったことは記憶に新しい。首都直下型地震に備えるため、避難所へのWi-Fi整備を求める。
② 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、海外のお客様をお迎えするにあたり、観光都市の観点からWi-Fiの整備は不可欠。
③ 地域活性の観点からも、例えば下北沢や三軒茶屋などの商店街へのWi-Fiを整備が有効。

以上この3点、災害・観光・地域活性の観点から、区内全体への地域Wi-Fiの整備が必要と考える。

前回の私の質問への答弁では、「現在、観光、防災に関係する所管等と地域Wi―Fiの整備に向けた検討を進めており、年度内を目途に方向性を定めた上で、具体的な整備方針をまとめる。」とのことだった。
以前の質問の進捗状況も含め、区の見解を伺う。

成果
・区では、本年5月に(仮称)SETAGAYA Free Wi-Fi整備方針を策定し、同時に庁内推進委員会を設置した。
・今後、費用対効果を検証し、各事業者との連携しながら整備計画を策定し、オリンピックの会場周辺やキャンプ地周辺、避難所等の防災面や公共施設、観光客の来訪が期待される生活・文化拠点などにおいて、優先設置場所を整理しながら整備してまいる。

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