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平成28年第3回定例会 一般質問

◎ 駒沢大学駅周辺の駐輪場対策

課題
駒澤大学駅前の駐輪場は、利用率約150%と、飽和状態ダントツNo.1。
駐輪場が一つしかなく、キャパが全くない。

課題解決に向けた質問・提案
平成22年から、駒澤大学駅前への駐輪場の必要性を訴えてきた。
その後、上馬地区会館の跡地にできる予定となり、今回、ようやく具体的な案が出てきた。平成29年度に、解体工事、指定管理者の候補者選定、駐輪場整備工事を行い、平成30年4月1日に開設予定となった。

そこで5点、質問する。
1.具体的な計画内容
2.今回、収容台数約400台だが、今回の整備により、利用率の飽和状態はどのくらい解消すると見込んでいるか?
3.高齢者・障害者・電動アシスト付自転車用の、平置きスペースを確保していただきたい。(平置きスペースは、以前から質問し、今では区内駐輪場の38箇所、約4,100台分あり。)
4.今回は駒澤大学駅南側の整備だが、北側の駐輪場も不足している。北側は土地がなかなか取れないのが現状だが、地下式立体駐輪場や民間に補助金を出し、民間の駐輪場整備を促進するなどして、駐輪場を整備すべき。
5.また、既存の駐輪場は古い。新しくすべき。

成果
1.具体的な計画内容
→敷地面積 約342㎡、地上3階、
建物高さ9m、収容台数約400台。
運営 有人管理、24時間、夜間は警備会社による巡回管理
2.利用率の飽和状態はどのくらい解消すると見込んでいるか?
→駒澤大学駅周辺で、今後整備が必要な台数は594台。今回の整備が約400台なので、飽和状態が全て解消できるものではないが、一定の緩和が期待させる。
3.平置きスペースは確保できるのか?
→昇降スロープ下の空間を利用した平置きスペースを整備する。また、垂直2段式ラックを設置し、その下段部分のラック間を広くして、電動アシスト付き自転車わチャイルドシート付き自転車などの大型車にも対応する。
4.駒澤大学駅南側の整備
→南側は、新たな用地の確保が非常に困難。 民間施設の建て替え時に、区の「民営自転車等駐車場育成補助金交付制度」を活用していただくよう協力要請していく。
5.既存の駐輪場を綺麗で快適な駐輪場に。
→整備後32年が経過おり、老朽化している。定期的にラックの交換や発券機のメンテナンスをしており、引き続き行う。

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◎ 区内全体の駐輪場対策

課題1
ラックの設備が、旧式の所が多く見られる。
ラックどうしの幅が狭い、高いラックと低いラックが隣り合わせで、高齢の方や電動アシスト自転車は、高いラックを利用するのが困難という声をいただく。

課題解決に向けた質問・提案
現在の古いタイプのラックを、新しいラックに入れ替え、区民の方から、快適に利用できるようにしていただきたい。

成果
区内の駐輪場は51施設。順次、老朽化したラックを交換している。
多種多様な自転車に対応するため、ラックの幅や設置角度などを工夫している。
今後、効果的な改修に努める。
新設の駐輪場は、女性や高齢者、障害をお持ちの方にも安心して利用いただけるよう、整備していく。

課題2
区民の方から
「桜新町駅前の駐輪場は、平日朝、いつもギュウギュウで、両脇の自転車をどけて駐輪するのが難しい状況。駐輪場は飽和状態だが、隣のコミュニティーサイクルのスペースは空きがある。コミュニティーサイクルのスペースを少し駐輪場に開放してほしい。」
とのご意見をいただいた。

課題解決に向けた質問・提案
コミュニティーサイクルのスペースを少しでも駐輪場に開放するなど、桜新町駅前の駐輪場対策をしっかり講じてほしい。

答弁
桜新町駅前の駐輪場は、利用率90%を超えている。また、チャイルドシート付き自転車の増加で、手狭に感じる方もいる。
利便性向上のため、ラックの交換など、改修を実施し、管理人による補助を行っている。
一方、コミュニティーサイクルポートの利用率は年々増加しており、区内10駅に拡充していく方針で、推移を見守っている。
よって、このスペースを駐輪場に転用することは難しいが、駐輪場内の限られたスペースの有効活用を検討し、利便性向上を図っていきたい。

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◎ Free-Wi-Fiの整備

課題
以前から何度も、公共施設におけるFree-Wi-Fiの整備を質問してきた。
海外と日本の大きな違いの一つは、世Wi-Fiのつながりやすさ。私自身も経験している。
世田谷区内の公共施設のWi-Fiの整備率は、区民施設約30%、庁舎8.1%。

課題解決に向けた質問・提案
災害・観光・地域活性の観点から、Wi-Fi整備の必要性を、以前から訴え続けてきた。
今回、8月にようやくSETAGAYA Free-Wi-Fiの整備計画案が正式に示された。一歩前進。
今後、平成29年1月に事業者選定、3月から順次、計195箇所のアクセスポイントを設置し、Free Wi-Fiを整備予定。
場所:
避難所となる小中学校95校
三軒茶屋・二子玉川・成城学園前・桜新町・用賀などの駅周辺
オリンピック・パラリンピック開催予定の馬事公苑周辺
アメリカキャンプ地となる大蔵総合運動場
など

今回の整備にあたり、4点質問する。
1.コンビニや東京メトロなどの民間のFree-Wi-Fiの連携が必要。利用者はどこまでがSETAGAYA Free-Wi-Fiか、は意識しない。よって切り替えが自動でできるか、できなければその後方法の周知が必要。

2.区内のカフェや飲食店など、少しでもSETAGAYA Free-Wi-Fiのアクセスポイントに民間事業者も増やすよう、協力を求めて、利便性を向上してほしい。

3.Free-Wi-Fiは、誰でも使える反面、情報セキュリティーの強化が重要。

4.SETAGAYA Free-Wi-Fiの容量を確保してほしい。
カフェや東京メトロ駅の構内などでは、一度に多くの人がFree-Wi-Fiを利用するため、つながりにくい状況がよくある。
特に避難所でのSETAGAYA Free-Wi-Fiの容量が懸念される。せっかくFree-Wi-Fiを整備しても、一度に多くの人が利用する避難所において、つながりにくい状況であっては、本末転倒。どこまでコストをかけるのか、といった問題にも繋がるが、必要なところには、コストをかけ、キャパシティーを多くすることが不可欠。

4点の見解を伺う。

成果
1.コンビニや東京メトロなどの民間のFree-Wi-Fiの連携が必要。利用者はどこまでがSETAGAYA Free-Wi-Fiか、は意識しない。よって切り替えが自動でできるか、できなければその後方法の周知が必要。
→今、民間を含め、他のWi-Fiサービスと連携した広域的な利用を前提に、業者選定の準備を進めている。サービスの詳細が決まり次第、的確に周知する。

2.区内のカフェや飲食店など、少しでもSETAGAYA Free-Wi-Fiのアクセスポイントに民間事業者も増やすよう、協力を求めて、利便性を向上してほしい。
→行政の役割は、ニーズがありながら民間では進まない公共的な場所をカバーする点にある。商店街をはじめとした民間事業者に対しては、統一名称の使用、パンフレットやステッカーなどの利用促進策の連携などを呼びかける。

3.Free-Wi-Fiは、誰でも使える反面、情報セキュリティーの強化が重要。
→安全性については、暗号化通信ではないため、一定のリスクがある。利用者にその点を認識してもらうよう、初期画面等で注意を促す。

4.SETAGAYA Free-Wi-Fiの容量を確保してほしい。
カフェや東京メトロ駅の構内などでは、一度に多くの人がFree-Wi-Fiを利用するため、つながりにくい状況がよくある。
特に避難所でのSETAGAYA Free-Wi-Fiの容量が懸念される。せっかくFree-Wi-Fiを整備しても、一度に多くの人が利用する避難所において、つながりにくい状況であっては、本末転倒。どこまでコストをかけるのか、といった問題にも繋がるが、必要なところには、コストをかけ、キャパシティーを多くすることが不可欠。
→利用の集中が見込まれる場所には手厚く配慮するなど、ストレスなく利用できるようにする。
避難所では、同時に多くのニーズが発生するが、安否情報の確認などに支障ないよう、継続時間の制限など運用面で工夫する。

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◎ 集積所でのペットボトル回収について

課題
区民の方から、次のようなご意見をいただいた。
「世田谷区内のペットボトルの回収が2週間に1回になっていて、家にペットボトルがたまってしまう。隣りの目黒区は1週間に1回。」

課題解決に向けた質問・提案
ペットボトルの回収は、店頭回収が廃止され、集積所回収になった流れがある。
特に働く世代の方々は、仕事が忙しく、スーパーに持っていく時間がないのが現状。
例えば、墨田区・葛飾区・目黒区などでは、資源ごみの日として、1週間に1回、ペットボトル・ビン・カンを回収している。世田谷区でも週1回にしていただきたい。

答弁
区では、ペットボトルの集積所での月2回の回収と、区内23箇所の公共施設に設置する拠点回収を行っている。
ペットボトルの集積所回収は、この5年間、年間2200トンから2400トンで推移している。回収費用は、年間約2億7000万円を要しており、回収の回数を増やした場合には、歳出増は避けられない。
この間、販売事業者による資源の自主回収の促進を図り、スーパーやコンビニ等にも回収ボックスを置いている事業者が多数ある。
事業者の回収ボックスに戻していただくことは区の財政負担の軽減にもつながる。
今後も回収を行う店舗名や回収品目を掲載して、区民の方の理解・協力を求める。

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