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平成20年第2回定例会 一般質問

◎三軒茶屋駅周辺の街づくりについて
◎自転車都市せたがやについて

◎三軒茶屋駅周辺の街づくりについて

三軒茶屋駅の交差点の信号機の青の時間が短すぎて渡りきれない。最後は小走りになり、大変危険。

現状:具体的に、三軒茶屋駅の交差点は、世田谷通りを渡り、ビックエコーの前を通りさらに国道246号線を渡って三軒茶屋駅南口まで、利用されるほとんどの方が2つの横断歩道を一気に渡っている。しかし信号の青の時間が短すぎて一気に渡りきれない。最近では時間が間に合わないことを知っているのか、2つの横断歩道を通らず、茶沢通りから三軒茶屋南口まで、車道を直進している人が多く見られる。車とぶつかりそうになり、大変危険。

◆ひうち提案1
・信号機の時間を延ばす。(現在は23秒+点滅7秒)
・茶沢通りから三軒茶屋南口まで、直進して渡ることができる横断歩道を、新設する。
・スクランブル交差点にする。
・災害時のために、地下の通路を確保する。(エレベーター・エスカレーター等)


◆ひうち質問1
交通管理者は警視庁、道路管理者は世田谷通りが東京都、国道246号線は国であるが、実際に影響を受けるのは区民の方々。大きな事故につながりかねない。そこで区は、東京都・国とより具体的に協議をする必要があると思われるがいかがか?

答弁:
三軒茶屋交差点の横断問題は、長年にわたる地域課題。国道246号線全体の交通信号システムに影響するものであり、交通渋滞をいっそう増加させる。簡単に解決できない難しい問題である。各関係機関(国道246号線を管理する国・世田谷通りを管理する東京都・交通管理者である警視庁・交通事業者である東急電鉄)と、相互に協議し連携・協力して取り組んでいきたい。

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◎自転車都市せたがやについて

◆ひうち質問2
世田谷区でも、フランス・パリの自転車システム「ヴェリブ」を研究し、導入してみてはいかがか?
また、世田谷区が実施している、レンタサイクルの利用率・設置をさらに進め、自転車都市せたがやを目指してかいかがか?

 

●フランス・パリの現状:パリでは自転車に対する取り組みが進んでおり、2007年に、「ヴェリブ」という大規模なレンタル自転車事業を開始。開始から39日後には通算200万台に達するほどの爆発的な人気で、今では市民の約10人に1人は年間パスを持っている。

●パリの自転車システム「ヴェリブ」とは?
・レンタルサイクル約2万台を用意し、パリ市内約300mおきに1500のスタンドを設置。パリ市内のスタンドに、どこでも乗り捨て可能。
・24時間・年中無休利用可能。すべてセルフレンタル方式なので、好きな時間に登録・利用・返却が可能。
・登録・利用・返却・支払いなどはすべて、ナビコと呼ばれるICカードで管理。1枚ですべての手続きができる。
・料金体制は登録料+利用料。短時間の利用はかなり安価。
登録料:1日パス約160円、1週間パス約800円、1年パス約4640円。
利用料:30分以内に次のスタンドに返せば無料。30分を超えると料金が1ユーロずづ加算される。よって、30分以内に返してはまた借りる、短時間利用者が多い。
・システムの運用は、有限会社が運営。市には広告使用料はもちろん、登録料・利用料の収入がある。よって財政はかなり潤う。
・このシステムを導入することにより、警察も本格的な取締りに乗り出し、信号無視などの交通ルール・マナーが徹底され、自転車に対する意識が高くなった。

●世田谷区でヴェリブを導入することの利点
・放置自転車が減り、それに伴う放置自転車取締りのコストも減る
・街がきれいになる
・CO2削減になる
・メタボ対策になる
・新しいシステム導入により、自転車に対する区民の意識が高まる。そして自転車のル-ル、マナーが周知・徹底される。
・世田谷の街並みを意識して見るようになることで、新しい発見がある。

●世田谷区のレンタサイクルについて
区内5箇所(三軒茶屋2箇所、桜上水、経堂、成城)で実施。このうち、桜上水駅前~経堂駅前は相互乗り捨て可能。
料金は1日200円、1ヶ月で2000円。

答弁
お話にあったフランス・パリのヴェリブは、昨年夏のシステム開始から1ヶ月間で、約165万人が利用・自転車1台につき1日平均5人以上の方が利用されていると聞いている。自転車を市民の移動手段として位置づけ、利用を促進させており、自動車渋滞の減少による環境保護にも寄与するもの。区もこのような取り組みを高く評価している。
どこで借りてどこに返してもよい「コミュニテイサイクルシステム」を展開する区としても、高い関心を持って動向を見守っていきたい。

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