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平成23年第1回定例会 一般質問

【ひうちが取り上げた内容】

◎働く世代に対する自転車の安全利用促進について
◎レンタサイクル事業について
◎働く世代の方々のために、ビジネス支援の一環として、区立図書館への電源・無線LANサービスの提供について
◎区立図書館の開館時間の延長と閲覧席の充実について
◎図書館ターミナルの検討状況について

◎働く世代に対する自転車の安全利用促進について

●取り上げた内容
・自転車の利用が、働く世代にも増えているが、一方で安全利用の面で問題あり。「信号無視が怖い」とのご意見も多くいただく。
・よって今後は、小中学生、高齢者、外国人、そして働く世代の方々などいろいろな世代に対して、自転車の安全対策が必要と考える。
・小中学生や高齢者の方々に対しては、事故再現型の安全教室が有効だが、一方で自転車は免許制ではないため、時間のない働く世代の方々には、安全教室に足を運んでいただきにくい。

◆ひうち質問
働く世代の方々のモラル意識向上のためには、能動的な動きを待つ、というよりむしろ行政側からの積極的な発信が有効と考える。
ここで、電車の中のデジタルサイネージ等を利用して、そこに主な自転車利用の際のルールを箇条書きに明記し、東急電鉄と連携して、働く方々への安全意識の啓発を促してはいかがと考える。
新宿区では、ALTAヴィジョンやYamada電気ヴィジョンなどに、中山区長自ら行政のメッセージを発信しており、公のメッセージなので、すべて無料とのこと。
今後、世田谷区交通安全協議会で、地元警察と世田谷区、バス会社、鉄道会社との話し合いがあるとのことなので、要望していただきたいと思うがいかがか?

答弁:
・働く世代を対象としての自転車の安全利用の啓発に関しては、お話のように、まとまった時間をとっていただく講習会への参加などが難しい状況と認識している。
・このような働く世代に対しての自転車安全利用のPRの媒体として、通勤時の車両の中で見ることのできるデジタルサイネージを活用することは、一定の効果を期待できると考えている。
・鉄道会社は世田谷区交通安全協議会に参加しているので、機会を捉えてデジタルサイネージによる自転車安全利用のPRを要望してまいる。

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◎レンタサイクル事業について

①等々力駅へのレンタサイクルポート設置について
●取り上げた理由

・4つ目のレンタサイクルポートが等々力駅に4月1日から開設予定。これは以前から要望させていただいていたこともあり、実際にレンタルサイクルを利用しているものとして、待望の設置で、縦のラインが大井町線にまで伸びたことは、利便性向上からも本当に有難いと思う。
・しかし利用時間が7時から20時までとなっており、仕事帰りに利用できないのではないか、と懸念するご意見もいただいた。

◆ひうち質問
4月からレンタサイクルポートの等々駅開設は、費用が安くて小規模でできることをねらいとしており、先ずは有人の時間帯での利用、とのこと。
しかしレンタサイクルのいいところは、24時間、いつでも借りられ、いつでも返せるというこであり、時間の制限があると、利用も制限されてしまうと考える。
今後利用状況を見て、24時間の開設を検討してはいかがか?

答弁:
・このポートにおいては、費用を抑える観点から、現在の等々力自転車駐輪場の一部を活用し、管理人による有人の管理のもとで、午前7時から午後8時までの利用時間としてスタートする。事前に十分なPRを行い、スムーズな運営を開始するようにしてまいる。
・お話しのあった点も含め、利用状況や利用者のご意見・ご要望等を検証しながら運営していく。

②電動アシスト付き自転車の利用効率向上について

◆ひうち質問
レンタサイクルの中で電動アシスト付自転車の利用率は、114台あるうち、ピーク時でも40%の利用率であり、一日40台の利用、と少ない状況。
電動アシスト自転車の利点は、遠くまで足を伸ばせることであり、区内に限られず、区外の町に繰り出すことができる。
よって、区外のマップ、例えば浅草や横浜中華街、石川町山手、丸の内界隈、表参道、多摩川沿いなどの目的地までの時間や距離、見どころ、消費カロリーを書き、簡単な区外マップを作成して、観光にも利用していただけるよう、工夫してはいかがか?区の見解を伺う。(区内の簡単なマップは現在ある)

答弁:
・現在、電動アシスト自転車は、コニュニティーサイクルシステムを導入している3ヶ所のレンタサイクルポートに全部で114台配置している。
・1日あたりの利用率は、導入当初約10%で、その後ピーク時は約40%の利用となっている。 ・より利用していただくための工夫として、昨年11月に利用時間の延長を行い、またチャイルドシート付き自転車の割合を増やした。(6台⇒16台)
・今後も、利用者の方々のご意見を伺いながら利用環境の向上に努めるとともに、利用マップの更新、坂道の長距離の移動にも優れた電動アシスト自転車の良さをPRするなどの利用率の向上に取り組んでまいる。

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◎働く世代の方々のために、ビジネス支援の一環として、
区立図書館への電源・無線LANサービスの提供について

取り上げた理由
・最近は、駅や空港や新幹線内、また区役所や図書館など、様々な場所で電源と無線LANサービスが提供されている。
・区内図書館でも、働く世代の方々のビジネス支援のために、無線LANを提供する、またパーソナルスペースを拡充するなどして、パソコンが使える環境づくりを行うべきと考える。
・特にビジネス支援についいては、起業活動への支援や、専門知識を得ることへの支援、という、従来は見られなかった分野への支援が、多くの図書館で実施されるようになってきた。

例:
・品川区では大崎図書館2階に、ビジネス支援図書館を設置し、講習室やビジネス支援室、情報コーナーを設置、新聞・雑誌・データベース・インターネット内のビジネス情報と接する環境を整備しており、館内は情報収集のために、無線LANが使える環境になっている。
・葛飾区内の3つの図書館でも、仕事に役立つ情報の提供を目指し、テーマごとに情報提供を行い、ビジネス支援サービスを行っている。

◆ひうち質問1
・区内図書館において、働く世代の方々のビジネス支援のために、無線LANを提供する、またパーソナルスペースを拡充するなどして、パソコンが使える環境づくりを行い、多方面の情報提供が不可欠である。
・しかし区内の図書館でパソコンを設置しているのは、中央図書館と経堂図書館、また無線LANを使用できるのは中央図書館だけであり、パソコン利用の稼働率は平均90%、100%を超えることも多いとのこと。
そこでパソコンや無線LANについては、今後新たに設置される代田図書館を含め、使用できる図書館を拡大し、区内図書館全てで使用できるようにすべきと考えるが、いかがか?

答弁:
・ビジネス支援等の課題解決に向けた資料提供を行うことは、今後、区立図書館における重要なサービスの1つとなり、そのためにインターネット活用が必要となっていることは、認識している。
・新たに改築してオープンする代田図書館にはパソコンと無線LANを設置する予定となっている。
・図書館に設置してるパソコンの利用状況は1日平均で90%を超えているが、無線LANは月平均で30件弱の利用状況。
・これらの状況から、パソコンや無線LANの設置については、今後他の図書館についても検討する必要があると認識しているが、パソコンの利用形態の変化や携帯端末機の進歩等、関係機器の動向を注視して検討してまいりたい。

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◎区立図書館の開館時間の延長と閲覧席の充実について

◆ひうち質問2
・本年1月から、経堂図書館と烏山図書館において、月曜日開館が実施され、大変便利、との声をいただいた。よって区民の皆様の利便性の向上のために、今後すべての図書館において実施していただきたいと思うが、今後の予定を伺う。
・図書館を利用したいが仕事帰りに間に合わない等、働く世代の方から多くの要望・ご意見をいただく。経堂図書館は、平日夜9時30分まで開館しているが、その他の図書館では、平日は夜7時までとなっている。他区では夜8時または10時まで開館している所もあり、今後ニーズに合わせ、開館時間の延長が必要と思うがいかがか?
・さらに、閲覧席も充実を求める声も多くある。前回の質問後、中央図書館の閲覧席を16席増やした、ということだが、さらに閲覧席を拡充していただきたいと思うがいかがか?

答弁:
・区立図書館の月曜開館については、従来から開館している中央図書館に加え、本年1月より烏山図書館・経堂図書館で実施した。
・他の図書館での月曜開館の予定や、夜間の開館時間の延長については、来年策定する「世田谷区立図書館ヴィジョン第2次行動計画」の中で、地域の特性を踏まえながら、具体的な方策を検討していく。
・閲覧席の充実については、現在全館で668席設けている。各図書館ごとに立地条件や施設形態により、閲覧席の状況は異なる。例えば駅前に立地する経堂図書館は、座席の用意はあるが閲覧席という形の席は設置していない、一方住宅街に立地する鎌田図書館は、47の閲覧席を用意している。
・このように、各図書館の立地特性等により閲覧席を設置しており、可能な限り利用者の要望に応じた閲覧スペースを確保してまいりたい。

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◎図書館ターミナルの検討状況について

●ひうち質問
・昨年の決算特別委員会でも伺ったが、今後文化都市世田谷の顔となる二子玉川に図書館がないのは、何か大切なものが欠けている、何も大きな図書館が必要というのではなく、駅の小さなスペースを利用し、ICTを活用して図書館の検索・取り寄せ機能と返却ボックスを置くだけでも十分機能する、と申し上げてきた。
・二子玉川だけでなく、下北沢や三軒茶屋のように、区を代表する街にこそ図書館が必要だと考えます。今後、これらの街に対しての図書館ターミナル設置の検討状況について、伺う。

◆答弁
・図書館ターミナルについては、「世田谷区立図書館ビジョン」において、地域図書館を補完する機能として、地域の状況を踏まえて設置するものと位置づけている。
・区教育委員会として、ご指摘の二子玉川地区など、図書館ターミナルの設置がふさわしい地区であると認識している。関係所管と協議してまいる。

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