区民の皆様の声を元にした活動

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◎浸水対策について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

取り上げた理由
・近年の異常気象のため、毎年全国的に、局地的に短時間で数10ミリの雨をもたらす、異常な豪雨が多発している。
・今年の夏には、世田谷区においても、上馬地域や弦巻地域、中町地域において、豪雨による浸水被害が数多く発生し、甚大な被害をもたらしたことは、記憶に新しいところである。

ひうち質問
この夏は、異常気象に伴い、集中豪雨が多く発生した。
国土交通省では、東京都内において、集中豪雨やゲリラ豪雨と呼ばれる異常な豪雨によって道路冠水する可能性がある、アンダーパス部の冠水注意箇所を129箇所取り上げ、「冠水注意箇所マップ」を作成し、注意を呼びかけている。
世田谷区内でも、甲州街道と環状七号線が立体交差する大原アンダーを含め、国道、都道の計6箇所が、道路冠水注意箇所に取り上げられている。
国道には、異常豪雨時の走行注意を促す注意喚起の標識類や、冠水情報を提供する電光掲示板、警報装置、監視装置が設置され、またパトロールの強化など、冠水対策に積極的に取り組んでいる。
また、区道では、渋谷区が、代々木付近の小田急線ガード下において、冠水警告用の電光掲示板を設置するとともに、水位の目安となる「水深1mライン」を、道路のよう壁に描いて表示するなど、浸水対策を施しているhttp://mirueru.org/geriragouu/post_9.html
今のところ、「冠水注意箇所マップ」に、世田谷区の管理する道路は該当していないが、近年の異常気象により、局地的な集中豪雨が今後予想される。整備基準を超える雨が降った場合、区内には、アンダーパス部以外でも、低地部において、道路冠水により車が通行できなくなるような区道があると考える。
区としても、道路冠水時には無理に通行しないよう、先ほどあげた例のように、ドライバーに注意を促す何らかの対策を施す必要があると考えるが、見解を伺う。

答弁:
・区内の河川や下水道施設は、これまで1時間当り50mmの降雨に対応することを目標に、順次整備しているが、近年の集中豪雨では、50mmを越える降雨も頻繁に発生している。よって、現在の整備水準を超える雨が、ある一定時間降り続けば、場所によっては、河川や下水道管で処理しきれない雨水が道路等に溢れる状況になることも想定される。
・一方、雨の降り方は、気象の状況等により一律ではなく、また、地形や土地利用の状況などにより雨水が集中する箇所もあることから、区内に設置してある雨量計のデータのみから、道路冠水箇所を事前に予測することは、難しいと考えている。
・お尋ねの道路冠水時の車のドライバーへの注意を促す対策については、本年7月23日の集中豪雨による被害状況や過去に発生した水害記録などを踏まえ、交通管理者である警察と協議し、必要に応じて、現地に看板を設置するなどの方策を検討してまいる。
・また、関係所管とも連携し、区のお知らせやホームページなどで、豪雨時に車を運転することの危険性などについての注意喚起も検討してまいる。



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