区民の皆様の声を元にした活動

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◎デジタルサイネージ・パソコン・スマートフォン等を組み合わせた情報共有型デジタルサイネージシステムの活用について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

●デジタルサイネージとは?
例えば駅や店舗、電車車両内などにおいて、従来の広告掲示板に替えて、映像や画像などをディスプレイに表示させるような広告媒体のこと。

●世田谷区のデジタルサイネージの取り組み
・税外収入確保の一環として、今月から、第1庁舎、第3庁舎及び区内7出張所に、デジタルサイネージを活用。
・広告事業者による映像ディスプレイを設置させ、広告料収入を得るとともに、区の事業や施設に関する情報を流し、来庁者への情報提供として、デジタルサイネージの活用を開始。
・入札による事業者の募集を行ったところ年間約480万円での応札があり、税外収入確保に役立つ。
・現在の装置は、設置場所における課題やコスト面などから、ネットワーク化することが難しいため、情報を即時で更新することができず、2週間に1度程度、事業者が各設置場所に映像データが入ったUSBメモリを持って回り、情報を更新する。

●取り上げた理由
・最近、デジタルサイネージシステムを活用し、例えば公共施設やイベント、医療機関、飲食店等の情報など、地域の魅力を広く情報発信して、リアルタイムの情報を共有し、観光や防災に役立てている自治体が増えている。
・というのは、今までも各自治体や商店街など、それぞれの地域で、インターネットを利用した情報提供をしているが、これはサイトの運営自体が「自治体」「観光協会」「商店街」など、様々であり、それぞれが個別に行っており、お互いの情報を共有できなかった。これは、基盤がウェブサイトであり、しかもそれぞれのサイトが異なるデータベースやシステムを利用しているためであり、極めて効率が悪く、情報も更新されないまま古くなっているのが現状。
・また現在、世田谷区はデジタルサイネージを活用しているが、ネットワーク化しておらず、情報を即時で更新することができない。2週間に1度程度、事業者が各設置場所に映像データが入ったUSBメモリを持って回り、情報を更新する。

●他自治体で活用されている、情報共有型デジタルサイネージの仕組みとメリット
区では、それぞれが独立して情報を発信しなければいけないとのことだが、現在、他自治体で活用しているデジタルサイネージシステムのメリットは、次のとおり。

・駅や市役所、病院、バス案内所等の公共機関や交通機関などにある街中の大画面のタッチパネルだけでなく、パソコン・携帯電話のスマートフォンなどにより、地域内・地域外どこからでも誰でも、情報が得られる。
・情報を同時に発信できるので、お互いに共有できる。
・しかも管理者が携帯やパソコンで簡単に情報の更新ができるので、リアルタイムの情報が得られること。
・リアルタイムの情報を写真や文字だけでなく動画でも入手できる。

●他自治体の例
○伊東市
・遊びナビという形で、平成22年から、市内10ヶ所に設置されたデジタルサイネージとパソコン、スマートフォンを利用し、市民や観光客等に情報を提供している。
街中の大画面のタッチネルからはもちろんのこと、その他にも、パソコンや携帯電話のスマートフォンなど、地域内・地域外どこからでも誰でも、近隣の施設や観光情報、イベント情報を得られ、最新の情報を入手でき、しかもお互いが共有できるので、通常は観光情報として活用している。また災害時にも緊急情報の提供ができる。
・そして市役所だけでなく、商店街や駅やバスなどの公共機関、市内の店舗とも連携し、例えば市内のイベント情報だけでなく、医療機関や市内施設の混雑状況、駐車場の空き情報、また登録している和食屋さんのお得なクーポンのダウンロード等もできる。
・行政・民間企業・商店街等を巻き込んだ、新しい形の情報ツールになっており、市民や観光客は手軽に情報を得ることができる。
・発信力の強化にも力を入れており、パソコンでは、ツイッターやフェイスブック、またユーチューブやユーストリームなどの動画投稿機能も利用でき、地域の人々や来訪者同士が交流できる。
・コスト面では、デジタルサイネージですので、各企業からの広告収入と、例えば総務省の地域ICT利活用広域連携事業など、国からの補助事業で賄っている。

伊東市 遊びナビ

http://izu.shizen-yoku.com/ito/



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