区民の皆様の声を元にした活動

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◎フラワー作戦について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

●取り上げた理由
・地域の人々が、公園や緑道、路地裏等で花の世話をすることで、不審者への監視の目を増やし、防犯につなげる杉並区の「フラワー作戦」に国際的な注目が集まっており、韓国やオーストラリア・ビクトリア州などから視察が相次いでいる。
また、海外だけではなく、全国の自治体から視察や問い合わせが相次ぎ、静岡や沖縄、福岡県などから約20自治体の担当者が視察に訪れている、とのこと。

◆ひうち質問1
ここで世田谷区でも公園や線路沿い、また区有地を暫定的に利用し、花いっぱい運動を行っている。
以前、平成21年の第1回定例会で、「区内を歩くと、長い間使われず草が生い茂っている残地を見かける。せっかく確保した土地なので、次の用途が決まるまで花や植物を植えるなど、地元の人々の開放し、区有地の暫定利用すべき」と質問した。
その後の進捗状況を伺う。

答弁:
2ヶ所「太子堂2-6」「若林4-17」の街づくり用地を、花を植えるために、地元の方々に開放している。

◆ひうち要望
今後も、緑に対する意識と防犯という観点からも、暫定的に使える区有地があれば、積極的に花作りとして地元の人々に開放していただきたい。

●杉並区の「フラワー作戦」について
・杉並区では、2000年から2002年にかけて、23区内でもワースト上位だった空き巣発生に危機感を抱き、自主防犯パトロール隊への支援策などを盛り込んだ「安全美化条例」を施行。警視庁OBによるパトロール隊も結成するなどした結果、被害は何とか1,000件にまで減った。
・その際に、空き巣に入られた100軒への調査で、「玄関先や庭先に花を飾っている家の被害は2軒しか無かった」という歴然とした結果が出た。
・よって以前から行っていた「フラワー作戦」を2006年以降本格化させ、花を植えたり世話をしたりするボランテイアの「花咲かせ隊」に、地域の見守りも要請し、2002年に1,711件だった空き巣の件数は、昨年141件まで減少した、とのこと。

◆ひうち質問2
杉並区のフラワー作戦のように、公園や緑道などに区民の方自身が花を植えることで、緑に対する意識啓発はもちろんのこと、不審者への監視の目となり、自然にパトロール効果にもなり、一石二鳥だと思う。
世田谷区も花いっぱい運動、と題し、地域のボランティアの方々が緑道や公園、また区有地を暫定的に利用し行っているが、さらに各地域で花いっぱい運動を広げるとともに、花いっぱい運動のボランテイアの方々に、地域の見守りを要請し、防犯につなげていくことが有効であると考えるが、区の見解を伺う。

答弁:
・区では、みどり33の取り組みの1つとして、商店街等の歩道のプランター、公共施設等の花壇、公園、緑道などを対象にした「みどりと花いっぱい活動」を行っており、2月末現在、224団体が225ヶ所で活動している。
・これらの団体は、草花の植え付け、清掃等のほか、日常維持管理を行っており、地域の目となることで、不審者や空き巣などに対して、有効だと認識している。
・よって、「みどりと花いっぱい活動」の団体の日々に活動が、防犯対策として有効であることをPRし、不審な人物を見かけたときには110番通報を行うなど、関係所管と調整してまいる。



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