区民の皆様の声を元にした活動

LINEで送る

◎元気な高齢者の方への施策について

カテゴリー:

頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

① 高齢者の方のサークル活動の情報提供の場作りについて

取り上げた理由(課題)
・世田谷区の高齢者人口は約17万4000人、そのうち介護認定を受けていない人は約80%にのぼる。区民意識調査から、地域活動への参加意向があっても、そのための情報が得られにくいという実態がわかり、区内でのサークル活動約3000以上あるにもかかわらず、それらのサークル活動が、いつ、どこで行われているかという情報が少ない現状があることも事実。

・そこで平成22年第3回定例会から何度か、元気な高齢者の方への施策として、約3000以上あるサークル活動の情報を提供し、高齢者の方々がいろいろなサークルに参加するように、情報提供の場を作っていただきたい、との質問を何度かした。

ひうち質問・提案
現在、サークル活動の情報は、
・区報の区民のひろば
・各総合支所の窓口(一覧表あり)
・ひだまり友遊会館の2階の生涯現役情報ステーション

ひだまり友遊会館の2階の生涯現役情報ステーションには、約3000ものサークル情報があり、各総合支所ごとに一覧表になっている。ボランテイアのコンシェルジュの方も、以前の週2回から週5回来てくださっているが、利用者がそれほど多くない現状がある。
宝の持ちぐされにならないよう、より多くの手段を使い、サークル活動の情報提供を行っていただきたい。見解を伺う。

答弁:
・高齢者の方々にいつまでも元気に活躍していただくために、様々な情報を提供していくことはたいへん重要。
・区内に96団体ある高齢者クラブでは、健康体操などの軽スポーツや、俳句、囲碁、踊りなどの趣味・教養に関するサークル活動を継続的に行っている。区では、生涯現役推進課の窓口のほか、出張所・まちづくりセンター等で、各クラブの活動内容や連絡先をご案内するチラシを配布し、情報提供に努めている。
・また、ひだまり友遊会館には、生涯現役情報ステーションを設置し、区内の活動団体情報やイベント情報等を、ボランティアの協力を得ながら収集・発信している。来年度からの新たな指定管理者と連携し、充実を図る予定。
・さらに、誰もが生涯を通じて主体的で豊かな暮らしを実現するための事業を推進する目的で設立された、「せたがや生涯現役ネットワーク」主催のイベントでは、参加団体がブースを設け、活動内容の紹介や参加を呼びかける取り組みを行っている。
・区としては、こういった情報提供の場の充実とともに、中高年世代向け情報誌や区のお知らせ・ホームページなど、様々な媒体を連携させ、情報提供の充実を図っていく。

② 地域の高齢者の方々の豊富な知識を教育に生かす取り組み

取り上げた理由(課題)
このテーマは、平成22年決算委員会で、質問した。
その際の質問では、高齢者の方々の豊かな知識や経験をおかりして地域の教育に生かすことは、次の世代に伝えるという意味でも必要なことである。私の存じ上げている方にも、以前、大学で教鞭をとっていた方、企業の第一線で活躍してこられた方、スポーツの指導に当たってこられた方など、豊かな知識や経験をお持ちで、生涯現役として何らかの形で地域に貢献したいというお考えの方がたくさんいらっしゃる。今後、そのような方々を生かしていただきたい、との質問をした。

ひうち質問・提案
例えば学校での理科の実験や数学の指導などの学習面、また日本の伝統・文化を伝えるという観点から、茶道や華道などの文化面、そしていろいろな職業の方がいらっしゃることからキャリア教育、そしてスポーツ面など、幅広い分野で、ゲストティーチャーや部活動支援員という形で、学校教育の中で活用していただきたい。以前の質問の進捗状況も含め、区の見解を伺う。

答弁:
・高齢者の方がこれまで培われてきた知識、技術は、とても貴重な財産。これまでゲストティーチャーとして、総合的な学習の中で、昔遊びや体験談などをお話いただいたり、キャリア教育の一環として、地域・社会で活躍される様々な職種の方に、勤労に対する価値観についての話しをしてもらっている。また、教科「日本語」に関連して、日本の伝統文化にふれるということで、茶道、華道、琴、尺八などの講師としてもご協力いただいている。
・さらに、部活動支援でも、支援員の約17%が60歳以上の方であり、新BOP事業では、退職校長先生をはじめ、教職員の方の知識や経験を活用している。
・その他、各総合支所で実施する55歳以上を対象とした生涯学習セミナーを修了した方々で構成される白鷺会などの団体があり、学校での授業以外にも、区民まつりや新年子どもまつりなどでもご活躍をいただいている。
・今後も、地域の高齢者の方々の力を生かすという視点も取り入れながら、地域とともに子どもを育てる教育の推進に取り組んでいく。



議会中継動画

  • インターネット議会中継

定例会名