区民の皆様の声を元にした活動

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◎産後ケア事業について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題
都内で出産する場合には、出産後一週間も経たないうちに退院することとなり、生まれたばかりの子供への接し方も十分でないまま、多くの家庭では親子だけの状態になってしまう。世田谷区の子育て家庭の3人に2人が、頼れる親族が近くにいない、とのこと。

課題解決に向けた質問・提案
先日、山梨県山梨市の公営民設の山梨市立産婦人科医院に、視察に行ってきた。この医院では、妊娠・出産・育児など、ライフステージに応じた健康支援を行っており、施設のベッドも19床と広く、妊産婦がゆっくり静養できる環境が整っていた。
院長先生曰く、産後ケアセンターは、本来、産婦人科がしっかりケアしていれば必要ない、とのこと。
しかし、都内で出産する場合には、出産後一週間も経たないうちに退院することとなり、多くの家庭では親子だけの状態になってしまう。
このようなことから、全国に先駆けて、産後ケアセンターを立ち上げた世田谷区を始め、都市部にこそ、産後ケアセンター事業の更なる拡大が必要と考える。産後ケアセンターは、都市型の実家機能を補う。
また、施設やそこに働く助産師などの専門性を地域の子育て家庭にも還元すべきと考える。見解を問う。

成果
・開設から10年経ち、4月かは区立施設となった。
・1日に15組の母子が利用できる、全国に例のない施設の特性を生かし、乳児がいる生活への適応や、母のセルフケア能力の向上の促進、地域における仲間作り、おでかけひろばなどの地域資源の紹介などに取り組んでいる。
・受託事業者の自主事業としては、ボディケア、母子外来を行なっている。今後、産前産後マタニティビクスなど、事業拡大する。
・今後も子育て家庭の孤立化防止に役立てる。



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