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◎電子図書館について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

図書館に行かずとも本を借りられる「電子図書館」(機能別図書館の3つ目)

課題
・特に、働く世代の方々から、「図書館に行く時間がない。また、図書館に仕事帰りに寄ろうと思っても、早くしまってしまう。」
といったご意見をいただいている。
・過去3回質問したが、なかなか進まない。しかし、今後は、図書館の柱の1つになると考える。

課題解決に向けた質問・提案
・電子図書館とは、電子書籍をインターネット上で貸し出す図書館で、図書館に行かずとも本を借り、I padなどで読むことが可能。また、蔵書スペースを気にしなくていいので、はるかにたくさんの書籍を保管できる、また、劣化の心配もないので、古い地図や貴重な歴史資料などの保存、維持もできる、紛失や延滞防止にもなる、高齢者や障害者への配慮もできるなどのメリットがある。
・一方、デメリットとしては、出版社の理解も必要で、全ての本が必ずしも電子化できるわけではないといったことが挙げられる。
しかし、アメリカや韓国では公共図書館の約六割は電子図書館であるし、また、これまでは電子書籍の提供に消極的だった大手出版社が積極姿勢に転じた。
・電子書籍元年である2010年の市場規模は650億円、2014年は1266億円と倍に伸びており、電子書籍の市場が広がってきている状況下、公共図書館での不正防止のセキュリティーがしっかりすれば、電子図書館も今後進んでいく。
・世田谷区も今後この流れに乗り、千代田区のWeb図書館のように、電子書籍ならではの特徴を生かして紙媒体との役割分担をしながら、電子図書館を開設すべき。

成果
・電子図書館は、これからの図書館サービスの向上を図る上で重要。
・23区では、千代田区web図書館や、「なかのいーぶっくすぽっと」が開始されている。一方で、全国3200の公共図書館のうち、30〜40館程度しか、導入されていない。
・利便性向上、省スペース化など、利点があるが、著作権保護、データ消失リスク、データの互換性といった、技術面の課題、利用者のプライバシー保護や複製防止といった問題点を勘案しながら、検討していく必要がある。
・タブレット端末やスマートフォンの急速な普及により、電子図書館の需要は高まっていると認識している。
運用面や技術面の課題検証を行うなど、調査研究する。



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