区民の皆様の声を元にした活動

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◎コロナ陽性者の自宅療養者の方への支援について

カテゴリー:

頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

実現

 

課題

・コロナ陽性になった私の友人から、次のような声をいただいた。「8月にコロナになったが、九死に一生を得て生還することができた、自宅療養を強いられ、治療を受けられず苦しんだことについて疑問を持つようになった、そこで私が経験したことが少しでも今後につながるように話したい。」ということでお話をいただいた。

・「8月にコロナ陽性が判明、酸素飽和度は常に100%近くだったので、医療機関は軽症との判断で自宅療養になった。39度の熱が1週間続き、カロナールで一時的には解熱されるも、食事も喉に通らなくなり、徐々に弱っていく。ふだんから運動をしており、体力には自信があったが、点滴も打ってもらえず何の治療も受けておらず、風邪薬を飲んでいるだけなので自己回復するチャンスがない。せきで喉が腫れ、たんも出て、このままでは死ぬと思い救急車を2回呼んだが、酸素飽和度95%以上なので軽症と返された。やっと入院できたときには肺炎悪化、食事も取れておらず、体のあらゆる数値が低下しており、中等症一から二の診断だった。軽症との判断は何だったのか。酸素飽和度は一つの指標にすぎず、これだけで一律自宅療養の指示が出ているとしたら問題だ。」

 

課題解決に向けた質問・提案

今後の自宅療養者の方への対策として、

1.肺炎になり高熱が続いて食事も取れない人間に、点滴一本打ってくれないことは本当に怖いことであり、自己回復のチャンスを自宅療養者に与えることが必要で、自宅療養者も軽症段階で点滴が受けられる体制が必要と考える。

2.オンライン診療、電話相談、また自宅療養の家族は何もできないことから、自宅療養者の家族向けのマニュアルが必要と考える。
この2点について、見解を伺う。

 

成果

・区は、民間事業者を活用し、自宅療養者の健康観察や医療相談に加え、必要に応じて電話やオンライン及び訪問による診療を円滑に実施する仕組みを本年2月15日より開始し、おおむね2400人の自宅療養者に対応できるよう体制を強化した。

・一方、この夏の感染拡大により、ピーク時の自宅療養者数は3500人を超える状況があったため、急遽医師会へ、自宅療養者の電話相談や診療を要請し、多くの医療機関の御協力を得たところ。

・しかしながら、自宅療養中に医療へのアクセスに関して不安を抱えながら過ごされた方もいらしたということを大変重く受け止めている。

・この感染拡大を踏まえ、9月には自宅療養者相談センターを新たに設置し、自宅療養者の支援体制を強化した。今後、御指摘の医師の診断に基づく点滴治療を含め、医療体制のさらなる充実を進めていく。

・また、自宅療養者とともに過ごされる方に向けて、家庭内感染を防ぐための留意点も示しているが、引き続き有用な情報を提供できるよう努めていく。



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