区民の皆様の声を元にした活動

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◎わかりやすい基本構想の策定について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

●取り上げた理由
・平成23年度の地方自治法改正で、基本構想の策定の義務付けが撤廃となり、各自治体の自主性に委ねられるようになった。
・今後、世田谷区の将来像をきちんと描いて長期的な目標を策定し、それに従い、出来るだけ具体的な目標を短期的に策定していくことが、今後ますます重要と考える。
・そういった意味で、26年度に切り替えを迎える基本構想の策定は、大変重要なものとなることはいうまでもない。

◆ひうち質問
今回の区民意識調査では、残念なことに、基本構想自体を知っていらっしゃる方は23.8%といったように、低くなっており、あまり関心が高くないことがわかる。というのも、この要因は、基本構想というのはその性質上、どうしても抽象的になりがちであるからである。
例えば東京都は、「2020年の東京」と題し、8つの目標を掲げ、その目標を達成するために12のプロジェクトを明記し、数値目標を設定してかなり具体的に書かれている。また、佐賀県武雄市では「10年後の武雄市の未来を描く」と題し、紙芝居を使って事業ごとに目標を絵にしてイメージしやすく描いており、子どもたちでも親しめるようにしている。
また、23区でも、品川区では、5つの都市像を図にして掲げ、それぞれの像をグラフや写真を使って、イメージしやすくしているし、大田区や練馬区も、コンセプトがわかりやすく、明確に書かれている。
このように、他自治体の例も参考にしながら、基本構想策定の段階から区民の方に参加していただき、区民の方がイメージしやすい基本構想の策定を目指し、認知度を高めていただきたいと考えるが、見解を伺う。

答弁:
・新たな基本構想は、区民、行政、事業者等が共有する「公共的な方針」として策定することを目指しており、区民の一人ひとりに自分のこととしてとらえていただくため、「わかりやすい」ということは大変重要なポイントであると認識している。
・こうしたことから、まず、策定にあたっては、区民参加の取り組みや、策定過程の公開に努め、参加と共有のプロセスを築くことが大切であると考えており、区のおしらせ「基本構想策定特集号」では、これまでの議論や、区民参加の取り組みを紹介し、区民の皆さんの関心を高めるとともに、「世田谷区が目指すべき姿」などへの共感度を図るためのアンケートも実施している。
・基本構想に関する答申の取りまとめに向け、現在、基本構想審議会で、熱心な議論が交わされており、この中では、骨格となる将来目標の項目などとともに、区民の皆さんによりわかりやすい基本構想とするための構成や見せ方についても様々な意見が出されているところである。
・区としても、審議会の議論を尊重しながら、区民の皆さんに共感していただける基本構想の策定に向け、取り組んでいく。



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