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◎エンディングノートの普及について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

エンデイングノートとは?

・法律行為ではないが、遺言以外に、本人の意思を残しておくもの。

・例えばお墓は用意をしているか、葬儀は行うのか行わないのか、また、終末期医療の希望、判断能力が低下をしたら誰に見てもらいたいか、といったことを書き記す。

 

 

課題

・死後に、被相続人の意思を反映したいという声が多い。

 

課題解決に向けた質問・提案1

・最近、終活という言葉が定着してきた。

・高齢者の方はできるだけ自分の思いどおりに人生の最期を迎えたい、そのための準備として、遺言を公正証書で書く人も増えてきた。遺言以外にも、死後事務委任契約、委任契約、任意後見契約、また、家族信託といった法律に基づいた備えは大変有効。
・一方で、本人の意思をより反映させやすくするためには、法的準備と両輪で、例えばお墓は用意をしているか、葬儀は行うのか行わないのか、また、終末期医療の希望、判断能力が低下をしたら誰に見てもらいたいかといった本人の思いをエンディングノートに書き記すことが有効。

・エンディングノートは、相続財産の把握はもちろんのこと、被相続人の意思の反映といった利点がある。また、認知症になった際にも有効で、遺言だけではカバーできない本人の意思を反映できるツールとなると考える。
・現在、エンディングノートは、平成30年度で332冊ということで余り普及されていない。例えば、あんしんすこやかセンターで案内をする、また、介護認定審査の際に渡すなど、高齢者の方全員が持つくらいの意気込みで、より広く普及をすることが有効。見解を伺う。

 

成果

・世田谷区社会福祉協議会の成年後見センターでは、平成25年度から生い立ちや親族、友人関係、葬儀、財産管理などを書き残す社協版のエンディングノート「私のノート」を発行し、これまでに2122冊を販売している。

・弁護士等が相続や遺言、成年後見制度、将来の備えを説明する老い支度講座やセミナーなどで普及に努めている。また、活用の際は、社会福祉協議会の職員が記入方法を説明し、相談を受けながら丁寧に対応している。
・人生の最期に向けて、高齢者などが安心して暮らし続けられるよう、区が発行する情報紙などで「私のノート」を紹介するなど、さらなる普及に努目ていく。

課題解決に向けた質問・提案2

他の自治体、例えば横浜市、狛江市、府中市、札幌市、堺市などでは、ホームページで無料でダウンロードができる。世田谷区でも、このホームページダウンロードで広く普及すべきだが、如何か?

 

成果

・社会福祉協議会の「私のノート」は、平成25年に医師やNPO、サロンや民生委員、区民成年後見人、サービス利用者代表などの参画によるワークショップ方式で作成され、項目が多岐にわたり、全32ページとなっている。

・ホームページ上に掲載することは、広く一般の方々の終活の気づきにつながる、手軽に取りかかれるなどのメリットがございます。一方、相談相手なしに自分の意思を反映させたものを一人で作成するには手間や時間を要し、途中で諦めてしまうことも考えられる。

・今後は、御提案のホームページ等で手軽に利用できる環境整備を含め、一層の普及啓発に関し、社会福祉協議会と協議をしていく。

 

 



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