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◎児童相談所とDV相談との連携について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

児童虐待とDVとは同時に行われているケースが多いことから、今年4月に施行された改正児童虐待防止法では、児童相談所と配偶者暴力相談支援センターとの連携強化が明記された。ところが、厚生労働省が調査をしたところ、児童相談所の4割強が連携した事案はないと回答したとのこと。

 

課題解決に向けた質問・提案

・児童虐待とDVに対応する各所管が、情報の共有に加え、それぞれの役割を踏まえて対応することが重要と考える。
世田谷区に寄せられたDV相談件数は、令和元年度1944件と前年度に比べて775件の増、約1、6倍にもなっている。
・そこで、世田谷区では、児童相談所と配偶者暴力相談支援センターとの連携はどのようになっているのか。また、連携した事例についても伺う。

 

成果

・家族間のDV問題は、児童虐待などの家庭の問題をさらに複雑なものとし、家庭への介入や一時保護解除の判断を誤らせる原因となることもある。このため、虐待問題の裏側にあるDV問題の的確な見立てが必要であることから、配偶者暴力相談支援センター機能を持つ子ども家庭支援センターと児童相談所の連携は非常に重要であり、慎重に問題の解決に当たる必要がある。
・事例としては、児童相談所による子どもの一時保護と、子ども家庭支援センターによる母親の避難の支援を連携して行うことで母子の安全を確保したケースがあった。

・また、女性相談として関わっていた相談者の生活場所として、児童相談所と連携して自立援助ホームへの入所を調整したケースなどがあった。
・関係機関との連携も重要であることから、要保護児童対策支援協議会とDV防止ネットワーク代表協議会を同時に開催するなど、緊密な関係づくりにも取り組んでいる。
・今後も、確実な安全確保に取り組んでいく。

 



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