区民の皆様の声を元にした活動

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◎街路樹の落ち葉対策について(みどりのメンテナンスについて)

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

街路樹の落ち葉対策については、第1回定例会で取り上げた。

第1回定例会 予算特別委員会での質問内容

質問
以前、上用賀地域の桜並木沿いに住んでいらっしゃる方から、次のようないご意見をいただいた。
「区の街路樹である桜並木は、春は桜が咲いてきれいだが、沿道に住んでいるものにとっては、つらい時期。秋は落ち葉の掃除、春は散った花の掃除に追われて本当に大変。ピーク時期になると、朝4時に起きて毎日清掃しなければならず、住民は皆高齢になってきているので、今後が思いやられる。また、掃除の道具も自分たちで出しているし、ごみも有料だし、いっそのこと切りたいけれど、区の街路樹なので切ることもできない。」
そのあと、ピークの時期の清掃など、土木・公園管理事務所の方にしていただいた。
しかし、このように、区の街路樹の落ち葉や花びらを地元の方が好意で、しかもボランテイアでしてくださっているとはいえ、毎年落ち葉と花びらの状況は変わらないわけであり、また区の街路樹なので、せめて落ち葉の時期と桜の花が散る時期は、上用賀地域はもちろんのこと、上北沢や成城地域など、他の地域でも、区が、地元の方と一緒に協力して対応すべきと考えるが、見解を伺う。

答弁:
・みどりを守り育てるには、行政だけでなく、近隣にお住いの方々の協力・賛同がなければ進まないと考えている。
・区内の事例では、成城学園前駅周辺の桜とイチョウの落ち葉掃きが、地元の成城自治会と成城学園OB会が中心となって、地域の企業や学校も参加して、街ぐるみで行われている。世田谷区も道具を貸与するとともに、公園と土木管理事務所職員が参加し、作業を行っている。
・また、上北沢駅周辺の桜並木でも、地元の方々が、桜並木の実態調査や定期的な通信発行、落ち葉清掃などを行っていただいており、区としては、管理の協力をいただくことは、大変有難く、みどり33を支えるために、とても大切だと考えている。
・今後も機会をとらえて、地域の方々との協働を広げ、みどりの育成・管理に一層努めていく。

そこで今回も、引き続き、みどりのメンテナンス・管理という観点で質問してまいる。

◎取り上げた理由
・先日のみどり率の最終報告では、5年前に比べて0.96ポイント減24.6%ということで、大変残念なことだった。
・みどり率を上げるためには、みどりを増やすことも大切だが、みどりが減らないよう守り育てていくこと、つまり樹木のメンテナンスの面こそが重要であり、かつ大変なことである。
・木や草は生き物。毎年成長するし、季節ごとに花を付けたり葉を茂らせたり、虫がついたり、落ち葉を積もらせたりと、日々の管理は欠かせない。管理することが大変で、怠ると地域の困りごとになってしまう。

ひうち質問
先の予算特別委員会で、上用賀の桜並木の例を挙げ、区と地域とが協同してみどりの管理を進めていくべきであり、またそういう取り組みを区内の他の地域にも広めていくべき、との質問をした。
これに対して、区の答弁では、「近隣の方々のご理解・ご協力がなければ、みどりを守り育てていくことは難しい、また、成城や上北沢でも、地域と区の協同による桜並木の保全活動を行っており、いずれもピーク時には区も清掃しているが、区だけでなく、町会や学校、企業など、地域で広く関わっている。」との答弁であった。
どこの地域も高齢者の割合が増えつつあり、また世田谷区の関わりはもちろん必要だが、財政的にも限界がある中、地域の輪を広げてみんなでがんばっていく、これは大変に良い取り組みだと考える。
そこで、この、成城や上北沢のような取り組み、また上用賀はもう一歩のところまで来ているが、地域の輪を広げて、世田谷区も含めて皆で地元のみどりを守り育てていく、という活動を少しずつ区内の多くの箇所で実現させていくことは重要であると考えるが、見解を伺う。

答弁:
・議員お話の通り、みどり33を実現させるためには、生き物である「みどり」を適正に管理し、みどりの大切さを理解していただく、という視点も欠かせない。
・また、みどりを守り育てていくためには、行政による維持管理はもとより、近隣にお住まいの方々や学校・企業などを含めた、地域の人たちが一緒になって協力していくことが肝心と考えている。
・今後とも、成城・上北沢などの先行している事例を参考にし、様々な機会を捉えて、地域の方々との協働によるみどりの育成・管理を進めていく。



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