区民の皆様の声を元にした活動

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◎通学路の安全対策について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

最近は、京都府亀岡市など、登下校中の児童が巻き込まれた死傷事故などが相次ぎ、今後は通学路をより安全にするため、道路のあり方を変えるハード面や、交通安全教育などのソフト面で、事故防止策などが急務である。事故が起きてからでは遅い。
よって、ハード・ソフト両面から取り上げた。

○ハード面での通学路の安全対策

◎取り上げた理由
・先日、京西小に通うお子さんのお父様からから、次のようなご意見をいただいた。
「上用賀地域は交互に一方通行になっているが、道幅が比較的広いので、一方通行と気がつかず逆から入ってくる車が多い。
特に学校の前の道路が一方通行で、逆走してくる車を見かけるが、通学路で子ども達は、来ないと思っている方向から車が来るので、かなり危ない。標識の位置や通学時間の進入禁止など出来ることから改善していただけないか?」というもの。

◎他都市の取組み
以前保育園児21人の死傷事故があった川口市では、生活道路の速度規制に力を入れ、特に歩道のない道路で通学路になっている生活道路については、制限速度30キロ規制をかけ、また車道に自転車専用レーンを作ったり、中央線を消して路側帯を広げたりして、スピードを出しにくくする仕組みをつくり、歩行者の安全を重視し工夫をしている。
人は歩きやすく、車は歩きにくくしている。

ひうち質問
最近は、京都府亀岡市など、登下校中の児童が巻き込まれた死傷事故などが相次ぎ、今後は通学路をより安全にするため、道路のあり方を変えるハード面や、交通安全教育などのソフト面で、事故防止策などが急務である。事故が起きてからでは遅い。
このような通学路の安全対策として、各自治体ではハード・ソフト両面から、様々な工夫をしている。
ハード面では、例えば、以前保育園児21人の死傷事故があった川口市では、生活道路の速度規制に力を入れ、特に歩道のない道路で通学路になっている生活道路については、制限速度30キロ規制をかけ、また車道に自転車専用レーンを作ったり、中央線を消して路側帯を広げたりして、スピードを出しにくくする仕組みをつくり、歩行者の安全を重視し工夫をしている。
そこで、世田谷区内の小中学校でも、地元警察と連携を図り、速度規制や通学時間の通行止めやスピード抑制、標識を見やすくするなど、ハード面での通学路の安全対策についての工夫が必要だと思うが、見解を伺う。

答弁:
・今までも交通安全総点検等を行ってきたが、今年度に入り、登下校中の児童の列に自動車が突入し、多数の死傷者が出る痛ましい事故が相次いだことから、今般、文部科学省が示した「通学路における緊急合同点検等実施要領」に基づき、教育委員会、学校・PTA、警察及び道路管理者が協力し、早急に通学路の合同点検を実施する。
・今後、この緊急合同点検において対策が必要と判断された箇所については、議員が取り上げた川口市の事例なども参考とし、道路管理者として可能な限り、路側帯の拡幅やカラー舗装化、ガードレールの設置等、ハード面の安全対策を実施してまいる。
・また、速度規制や通行止め等の交通規制に関しても、地元警察と緊密な連携を図りながら、通学路の交通安全の確保に努めてまいる。

○ソフト面での通学路の対策

警察と安全マップは全国でも約9割の小学校が取り組んでいるが、実際にマップを安全行動にどう移すかが、課題。

◎他都市の取組み
・広島県庄原市の小学校では、子どもたちの交通安全への意識高めるため、安全マップを作り替え、通学班ごとの地図に道路などの写真を貼りながら、実際に危険な場所を保護者と点検し、「車の通りが多くスピードあり、危険」と気づいたことを書いていく取り組みを行っている。
・埼玉県越谷市の中学校では、交通安全の授業で、班ごとに通学路をi-padで映して、予想される事故を映像で流して議論させており、「生徒が知っている場所をテーマに視覚に訴えると生徒の食いつきが違った」とのことである。

ひうち質問
警察と安全マップは全国でも約9割の小学校が取り組んでいるが、実際にマップを安全行動にどう移すかが、課題である。
そこで、広島県庄原市の小学校では、子どもたちの交通安全への意識高めるため、安全マップを作り替え、通学班ごとの地図に道路などの写真を貼りながら、実際に危険な場所を保護者と点検し、「車の通りが多くスピードあり、危険」と気づいたことを書いていく取り組みを行っている。
埼玉県越谷市の中学校では、交通安全の授業で、班ごとに通学路をi-padで映して、予想される事故を映像で流して議論させており、「生徒が知っている場所をテーマに視覚に訴えると生徒の食いつきが違った」とのことである。
現在世田谷区でも、交通安全教育を行っているが、安全マップを実際に歩いたり、実際に予想される事故を映像で流すなど、実際にマップを安全行動に移すような工夫が必要と考えるが、区ではどのように工夫しているのか?また今後の取り組みについて、見解を伺う。

答弁:
・教育委員会では、議員が取り上げた、学区域内の危険箇所を点検する「安全マップ」の作成は、安全対策として有効な手法の1つと考えている。
・マップの活用については、現在全ての小学校で、地域特性に合わせたマップ作りが行われているところだが、そのマップを使って新入生が授業の中で危険箇所や注意事項を学んだり、またマップをもとに、まち探検を行い、危険箇所の確認と共に地域を知ることにも活用している。
・この「安全マップ」については、児童自身が危険箇所を確認し、危険を予測するとともに、自ら対応する力がつくなどの効果が見込まれるため、昨年度末に改定を行った「学校安全対策マニュアル」の中に、新たに「登下校時の安全対策」に加え、事件、事故の事前予防対策として、改めて、PTAや児童とともに安全マップを作成することを働きかけているところである。
・今後については、文部科学省からも通学路の緊急点検について、指示が来ており、教育委員会としても、学校・PTA・道路管理者・警察署等と連携して、各学校における危険箇所の合同点検を実施することとしているので、その中で、安全マップの一層の工夫をし、通学路の安全確保に努めてまいる。

ひうち要望
スクールゾーン規制についてだが、現在月1回土曜授業が行われている。
しかしこの規制では、通学時間帯の進入禁止は「土日休日を除く」となっております。この土曜日のスクールゾーン規制に関しては、3カ月が経とうとしているのに、いまだ実現に至っていない。区内で解決できないのであれば、東京都に働きかけを行う、またその他の対策を早急に講じるよう、強く要望させていただく。



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