【教育】記事一覧

◎プログラミング教育について

定例会名:

実現!


課題

私の知り合いの方から、「下北沢小学校のプログラミング教育について、内容はよかったが、環境整備がおくれている。」との声をいただいた。

 

課題解決に向けた質問・提案

世田谷区の学校のパソコン端末のブラウザーは、現在インターネットエクスプローラーを使用している。しかし、インターネットエクスプローラーは既に開発がとまっており、今後さまざまなソフトに対応できるように、このデフォルトブラウザーを変える必要がある。

具体的には、レガシーブラウザーではなく、クロームないしファイアフォックスといったモダンブラウザーに変更し、環境を整える必要がありる。見解を伺う。

 

成果

・学校設置のタブレット型情報端末のインターネットブラウザーは、標準ソフトとしてマイクロソフト社のインターネットエクスプローラーを使用しており、セキュリティー設定を一括管理している。

・小中学校のプログラミング教育ソフトウエアとして、このインターネットエクスプローラーに対応していないソフトウエアが提供されていて、そのソフトウエアの利用を希望する学校もある。

・セキュリティー管理はソフトウエアごとに行う必要があるが、グーグル社のグーグルクローム等につきましても、インターネットエクスプローラーと同様に利用できる環境を来年度に構築することを目指して検討している。
・プログラミング教育で使用するソフトウエアの選択肢を狭めることがないように、端末に不具合が発生するなどの障害が発生するリスク等を十分検証しながら対応を進めていく。

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◎特別支援学級の増設

定例会名:

実現!

課題

知的障害学級に通っている小学校のお母様から、次のようなご意見をいただいた。

「もうすぐ中学校に上がるが、うちの地域の中学校には特別支援学級がなく、バスまたは電車を乗り継いで行かなければならない、また、地元の友達と地域の学校に通い、ともに学びたいのに通えない、学区域の中学校に支援学級を設立してほしい。」

 

課題解決に向けた質問・提案

平成29年には、中学校における知的障害の特別支援学級は、7校20学級で地域ごとにない現状で、できるところから整備をしていただきたい。

 

成果

・中学の知的障害の特別支援学級だが、本年度も7校に20学級を設置し、140名の生徒が在籍している。

・生徒数の推移はここ数年横ばいの状況にあり、学級全体数としては一定の充足状態にあると考えいるが、小学校の知的障害の特別支援学級では在籍の児童数が増加傾向にあり、今後、中学校においても生徒数の増加が見込まれる。
・よって、現在改築が予定されている弦巻中学校において、知的障害の特別支援学級の教室面積を現況の3教室分から5教室分に増加させる計画。

・引き続き、こうした学校の増改築等の機会をとらまえ、地域的なバランスや地理的な利便性なども考慮に入れながら整備していく。

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◎小中学校における通級指導について

定例会名:

課題

文部科学省によると、公立小中学校の通常学級に在籍する発達障害児などが週に1・2回、クラスを離れて個別にコミュニケーション方法などを学ぶ「通級指導」の利用者は、この10年で2.5倍に増え、過去最多になっている反面、教員の確保が難しく、指導が必要と判断された子どものうち、8割以上通級指導を受けられていない。

課題解決に向けた質問・提案

・通級指導は、児童生徒が通う学校の担当教員がいるか、担当教員が他校から巡回してくる場合は自校で受けることができるが、担当教員がいる拠点校に子どもが出向く「他校通級」となるケースも多く、子どもや送り迎えする保護者の負担となっている。
・世田谷区でも児童生徒自身や保護者の負担軽減の観点から、自校通級を進めるべきと考える。今後、なるべく自校で通級指導が受けられるように体制を整備すべきと考える。見解を伺う。

 

成果

・区の「特別支援教室(すまいるルーム)」で指導を受ける児童・生徒数は年々増加傾向にあり、今年度は5月時点で、小中学校合わせて約1,800名となっており、この5年間で約1.6倍の人数となっている。

・こうした状況も踏まえ、区教育委員会としましても、教員の負担軽減と指導の質の確保に向けた取り組みが必要ととらえている。

・教育委員会としては、特別支援教室での指導が充実するよう、拠点となる学校に区の非常勤講師を配置するなどの人的支援を行うほか、教員研修や特別支援教育コーディネーター連絡会などを実施して、教職員の特別支援教育への理解を深めることができるよう支援していく。

・また、あわせて教員の配置等についても、機会をとらえながら、東京都教育委員会に要望し、特別支援教室における教員の負担軽減と指導の質の確保に努めていく。

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◎小学校への教科担任制について

定例会名:

課題

教員の仕事が多忙である。

担任の先生以外の先生との接する機会が少ない。

 

課題解決に向けた質問・提案

・前回の質問では、私自身が小学校から教科担任制で育ったことから、自分自身の経験を踏まえて、学級経営と教科を分離することで教員の負担軽減につながること、また子供たちにとって、多くの先生に接する機会が増えることなどから、教科担任制が良いと考える、と質問した。

・その後、文部科学省は2022年度から公立小学校の5、6年生の「英語」「算数」「理科」「体育」を対象に教科担任制を本格導入することとした。

・しかし、文部科学省によると教科担任制の導入に伴い、4年間で、全国で8800人の教員の増員が必要ということ。

・一方で、財務省は、財政制度等審議会で公立の小中学校が連携して教員を中学校から派遣したり、オンラインを工夫すれば教員を増やさなくても導入できる可能性があるとしている。

そこで、来年度から導入される教科担任制について、前回からの進捗状況と、教員の確保など、今後の方向性について伺う。

 

成果

・今年度から、区内小学校1校が小学校教科担任制等推進校に指定され、中学校理科の専科教員を配置するとともに、担任による教科の持ち合いなどにより研究を進めている。

・これまで、専門性の高い学習指導や中学校における生活指導のノウハウの伝達、児童が担任以外の教員と接する機会が増えることによる支援の幅が広がった。
・今後、推進校の取組や、国や東京都の動向を踏まえ、教科担任制の在り方を検討していく。

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◎区立中学校のカリキュラムについて

定例会名:

課題

新カリキュラムへの移行に伴って、教える側の体制が遅れている。

 

課題解決に向けた質問・提案1

・私は、教員免許を小中高の3種類の免許を保有しており、その時の経験が現在の私の原点になっている。

・中学校では今年の中学3年生から、新カリキュラムが全面適用となっており、更に、高等学校では来年度(2022年度)から新カリキュラムが全面適用となる。

・区立中学における確率・統計分野の指導のあり方について、初等・中等教育のカリキュラムの編成は、国の命運を決めると言っても過言ではない。

・区立中学の数学における「確率・統計」分野の指導について取り上げる。

第一次ゆとり教育世代の教諭の一部は、「確率・統計」分野を履修していない可能性があるが、区の教育委員会としては、具体的な対策、教員の研修はどのように行っているか?

 

成果

・令和3年度より、区立中学校で実施されている新しい学習指導要領では、例えば数学において、四分位範囲や箱ひげ図が加わるなど、中学校へ移行された内容や新たに指導する内容などが各教科等で示されている。

・新しい学習指導要領の内容について、各種研修で改訂のポイントや指導と評価について指導助言を行ってきた。

・また、文部科学省や東京都教育委員会が主催する研修や、学習指導に関する新しい情報を学校に周知するなどして、教員一人一人が学習指導要領に沿った指導を行えるようにしている。

 

課題解決に向けた質問・提案2

特に、「箱ひげ図」など、教員自身が履修していない難しい単元が高校から下りて来た場合については、都立高校教諭や区内の私立高校との連携により、指導方法の研修を行うことが考えられるが、区の教育委員会として、どのような対策を取っているのか?

 

成果

・現在、世田谷区では子どもの資質能力を育むために、他校種との連携が重要であるとの観点から、学び舎での取組を推進するとともに、幼稚園、保育園、小中学校の連携を深めるための内容について研修を行っている。
・また、在職期間が十年以上の教員が対象の研修において、他校種の教員による授業参観を選択制で位置づけ、他校種間での指導方法等の理解を深められるように取り組んできた。
・今後はこれらの取組に加え、区内の大学や企業との産学連携を推進するとともに、他校種での指導方法の連携が深まるよう研究していく。

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◎交通標識教育について

定例会名:

課題

子供であっても自転車運転者は道路標識を守る義務があり、標識を守らないと違反になる。しかし標識を教える機会がない。

 

課題解決に向けた質問・提案

・近年の道路交通法改正により、自転車運転者の危険行為に関する罰則が強化され、危険運転は15項目となった。

・子供であっても自転車運転者は道路標識を守る義務があり、標識を守らないと違反になる以上、学校教育で教育する必要がある。
特に14歳以上は刑事処分対象年齢であるだけに事は重大。

・以前に議会で取り上げ、質問した際には、主要な標識を書いたクリアファイルを配って標識教育を行なった、とのこと。

・他の自治体の例

京都府長岡京市:公立中学の生徒手帳の巻末には標識の一覧があり、中ほどには、「危険運転の15項目及び罰則」、「強制講習制度、及び、それを怠った場合の罰則」について明記されている。

京都市:刑事処分年齢の14歳に到達する中学2年生の一学期前半で、「危険運転の15項目及び罰則」、「強制講習制度、及び、それを怠った場合の罰則」について学び、標識のテストもしている。

・世田谷区でも他自治体のように、区立中学の生徒手帳に標識の一覧を掲載する、そして標識の理解度テストを行うことが不可欠と考える。

 

成果

・毎年、区立小中学校全校の1年生を対象に、日常生活で多く見かける道路標識の意味や発達段階に応じた交通安全のルールを掲載したクリアファイルを配付し、子どもたちの交通ルールへの意識を啓発している。

・その他、小学校2年生、生活科や5年生、保健の授業で、交通安全や交通事故の原因と危険の回避について学習している。中学校、保健体育科でも、安全な環境づくりとして道路標識の設置について学んでいる。
・今後、各学校では、セーフティー教室などで警察等と連携し、危険運転15項目に触れ、危険運転が処罰の対象になること等を子どもたちに指導するなど、交通安全教育の充実に努めていく。
・生徒手帳への標識の掲載や理解度テストにつきましては、校長会等で周知し、実施を検討していく。

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◎教員の方の働き方改革について

定例会名:

課題

教員の仕事が激務。教えること以外の業務が多い。

 

課題解決に向けた質問・提案

・教員の働き方改革のために、プリント類や出欠連絡、管理など、教えること以外の業務については、極力ICT活用を行い、業務効率化を進めるべき。

 

成果

・コロナの影響もあり、教育委員会では、教員研修や会議のオンライン化に取り組んでおり、教員からは、移動時間が削減できる、学校を離れずに済むので助かるという意見が寄せられている。

・今後、教員へのタブレット端末の配置や、授業データ、教材データの共有化を通じまして、授業準備に要する時間の短縮にもつなげてまいりたい。

・また、校務システムの改善などについて、区役所業務全体のICT化に合わせて区長部局とも連携しながら検討を進めていく。

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◎小学校から保護者へ配布される紙のプリントのオンライン化

定例会名:

実現しました!

 

課題

小学校から保護者へ配布される紙が多くて困っている、とのご意見をいただいた。

 

課題解決に向けた質問・提案

小学校から保護者へ配布される紙のプリントをオンライン化してほしい。

 

成果

・児童生徒一人一台のタブレット端末の導入により、学校と家庭との情報のやり取りは、これまで以上に円滑になる。

・個人情報を含む場合の取扱いやインターネット環境のない家庭への配慮などの課題もあるが、早期の導入に向け積極的に検討を進めてまいる。

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◎学校への欠席届のオンライン化

定例会名:

実現しました!

 

課題

学校への欠席届がアナログで困っている。

 

課題解決に向けた質問・提案

学校への欠席届をオンライン化してほしい。

 

成果
・保護者がスマートフォン等で利用できるアプリケーションを活用し、インターネット接続で通信することにより、学校への欠席届を提出できるよう準備を進めている。

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◎小学校の教科担任制について

定例会名:

課題

・教員の長時間労働が問題。

・子どもたちは、いろいろな先生に教えてもらえることで、選択肢が増える。幅が広がる。

 

課題解決に向けた質問・提案

・教科担任制により、子どもたちは、いろいろな先生と接する機会が増えることで視野が広がり、幅広い考え方を吸収できる。

・2022年度をめどに教科担任制が小学校に本格導入される見通しとなった。

・すでに、兵庫県、群馬県、浜松市や仙台市、品川区なども導入しており、群馬県の小学校の教諭によると、導入前と比べて教材研究に集中できるようになり、新しい授業の進め方を考える余裕ができた、とのこと。

・私自身は小学校から教科担任制で育ったが、教科担任制は、子どもにとっても教員にとっても良い。教員は、教科担任制を導入することで、学級経営と教科を分離でき、負担軽減につながる。子どもたちは、いろいろな先生と接する機会が増えることで視野が広がり、幅広い考え方を吸収できる。

・世田谷区でも小学校の教科担任制を導入すべき。

 

成果

・国や都の動向を見ながら、小学校における教科担任制の在り方について検討してまいる。

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