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平成23年第3回定例会 一般質問

【ひうちが取り上げた内容】

【図書館関連】
◎二子玉川駅周辺への図書館設置について(図書館ターミナル設置も含む)
◎リニューアルオープンする喜多見まちかど図書室・代田図書館の運営について
◎ブックスタートについて
【自転車関連】
◎高齢者・障害者用の駐輪場スペースの確保・充実について(平置きスペース)
◎レンタサイクルの月極め利用の待機者解消について

【図書館関連】
◎二子玉川駅周辺への図書館設置について
(図書館ターミナル設置も含む)

●取り上げた理由
・世田谷区は知的水準の高い街であり、文化都市世田谷として、区民の学習環境を整備することは大変重要であり、今後世田谷区が進むべき大きな方向性の1つであると考える。
・現在、中央図書館を含め、16の図書館と5つのまちかど図書室により、おおむね区全体としての配置は終わったとしているが、世田谷区を代表する街である二子玉川や下北沢には設置されておらず、設置計画自体も明確になっていない状況。
・さらに、ここ数年の図書館の運営状況を見てみると、2011年現在、資料費が1人当たり222円と、23区中22番目、1人当たりの蔵書数は2,38冊と、21番目という状況。財政状況も考えながら、今後、区立図書館の充実が必要である。

◆ひうち質問
これまで、『区立図書館の運営について』何度か取り上げてきた。その中で、昨年・一昨年の一般質問で、図書館空白地域への図書館設置ついて、質問をさせていただいた。

・平成21年第3回定例会 一般質問
https://www.yukohiuchi.net/teirei/teirei14.html#1
・平成21年第3回定例会 決算特別委員会
https://www.yukohiuchi.net/teirei/teirei15.html#10
・平成23年第1回定例会 一般質問
https://www.yukohiuchi.net/teirei/teirei23.html#5

◆過去の質問
「エアポケットという考え方から、世田谷の顔と言える二子玉川や下北沢、三軒茶屋などは、図書館空白地域になっており、特に二子玉川は、街が変わり、大幅な人口増が予想されることから、それに合わせて図書館を設置する必要がある、場所やコスト面が厳しければ、何も大きな図書館を作らなくても、駅の小さなスペースを利用し、ICTを活用して図書館の検索・取り寄せ機能と返却ボックスを置くだけでも十分に機能すると考える。せめてこのような図書館ターミナルだけでも設置していただきたい。」

この質問に対し、昨年の決算特別委員会では、関係所管と十分協議していきたい、との答弁をいただいた。今般区長が交代したことや、二子玉川の事業の進展を踏まえ、今後の図書館設置(図書館ターミナル設置)に関する検討状況について、課題・進展はあるのか、改めて伺う。

答弁:
・区立図書館の果たす役割についてだが、平成22年3月には「世田谷区立図書館ビジョン」を策定。その中で、図書館運営の基本を「知と学びと文化の情報拠点」と定め、図書館は地域社会の中で、非常に重要な役割を果たすものと認識している。
・お話の二子玉川駅周辺については、区立図書館の利用圏域からやや遠く、教育委員会としては、図書館機能の補完が必要な地区であると認識している。
・このため、仮称図書館ターミナルの設置に向け、関係所管と協議を続けているところである。
・今後も実現に向けて、鋭意努めてまいる。

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◎リニューアルオープンする喜多見まちかど図書室・代田図書館の
運営について

●取り上げた理由
以前から、図書館の開館時間の延長について、何度か質問をさせていただいた。

・平成20年第1回定例会 予算特別委員会
https://www.yukohiuchi.net/teirei/teirei06.html#4
・平成23年第1回定例会 一般質問
https://www.yukohiuchi.net/teirei/teirei23.html#4

●過去の質問の内容
「特に働く世代の方々から、「仕事帰りに図書館を利用したいが、早く閉館してしまい、間に合わない」といったご意見をいただく。経堂図書館は、平日夜9時30分まで開館しているが、その他の図書館では、平日は夜7時までとなっている。千代田区や渋谷区など、他区では夜8時または9時、10時まで開館している所もあり、世田谷区でも今後ニーズに合わせ、開館時間の延長が必要である。」

◆ひうち質問
・以前から、図書館の開館時間の延長について、何度か質問をさせていただき、 その際の答弁では、来年策定する「図書館ヴィジョン第2次行動計画」の中で、地域の特性を踏まえながら、具体的な方策を検討していく、とのことであった。
・そこで今後、喜多見まちかど図書室が平成24年12月に、また代田図書館が平成25年度中にリニューアルオープンする予定だが、今まで、喜多見まちかど図書室の開館時間は午後2時から5時までで、週3日の開館。また代田図書館は朝9時から夜7時までで、月曜休み、であった。
・今後、リニューアルに伴い、開館日や開館時間の見直しが必要と思うが、いかがか?また運営形態も、財政状況を鑑み、委託運営も考えられると思うが、区の見解を伺う。

答弁:
・まちかど図書室の運営については、「世田谷区図書館ビジョン」の中で、図書館情報システムを順次導入し、開館日時について、必要に応じて順次拡大していくものと位置付けている。
・よって新たなまちかど図書室については、世田谷区立図書館共通利用カードが使用可能となることや、週3日の開館日の拡大を検討している。サービス拡大に向けて努めてまいりたいと考えている。
・さらに、運営体制については、運営手法を多角的に検討しているところである。
・代田図書館の運営についても、開館日時を含め、運営形態について、検討中。サービス拡大を視野に入れ、検討しているところである。

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◎ブックスタートについて

●ブックスタート事業とは?
・赤ちゃんに、絵本を開く楽しい体験と一緒に、最初に読み聞かせをする絵本などをプレゼントする事業。地域に生まれたすべての赤ちゃんを対象に、市区町村自治体の活動として、0歳児健診などで実施。
・赤ちゃんと保護者が、絵本を介して、心が触れ合うきっかけをつくることが目的。(赤ちゃんに負担をかけたり、保護者にプレッシャーを与えたりするような、早期教育の活動ではない。)
・品川区や新宿区、杉並区、墨田区、千代田区、さいたま市など、全国約800自治体で実施されている。

●他の自治体の例
浦安市での取り組み
http://library.city.urayasu.chiba.jp/service/bookstart/index.html
南足柄市での取り組み
http://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kurashi/kenkou/hahako/bookstart.html

◆ひうち質問
赤ちゃんに絵本などを読み聞かせることは、三つ子の魂百まで、と申しますように、言葉を覚えることはもちろんだが、その他にも、今後の成長過程で想像力が豊かになり、また好奇心も旺盛になるなど、人間形成にとって欠かかせない大変重要なことであると考える。その意味でも、ブックスタート事業は必要。
今般の「子ども読書活動推進計画」素案によると、乳幼児健診などで取り組みを進めていくとしているが、現状はブックリストの配布である。今後、本来のブックスタートである、赤ちゃんへ本を配布することも考えられるが、区の見解を伺う。

答弁:
・ご指摘のように、乳幼児に対して絵本を読み聞かせることは、親子の触れ合いを深めること、乳幼児が言葉を覚え、感性を磨く等、非常に重要な意味を持つものと認識している。
・そのため、ブックスタート事業が位置付けられ、約半数の区で実施されている。
・教育委員会では、ブックスタートの類似事業として、乳幼児向けの絵本ブックリストと、区立図書館案内をセット封入した「乳幼児パック」を作成し、各地域で実施される乳幼児健診などで配布している。
・今般、子ども読書環境の整備に向け策定した、「第2次子供読書活動推進計画」素案では、この「乳幼児パック」を配布する事業を、絵本などを配る本来のブックスタート事業として、発展させる考え方を示したものである。

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【自転車関連】
◎高齢者・障害者用の駐輪場スペースの確保・充実について
(平置きスペース)

◆ご報告
この質問は、区民の方からのご要望を受け、昨年、質問をさせていただいたものです。
その結果、桜新町には、高齢者・障害者用の平置きのスペースができ、本当に使いやすくなった、との声をいただきました。よって、今回は、成城や烏山、尾山台など、他の駐輪場への設置拡大の提案をさせていただきました!

◆ひうち質問
以前、桜新町に住んでいる方から、「特に私たち高齢者にとっては、自転車をラックに入れることは本当に怖い。特に上の段のラックには自転車が重くて、いれられない。」とのご意見を受け、平成22年の第4回定例会で、高齢者や障害者の方専用の、駐輪場の平置きスペースを確保していただきたい、という質問をさせていただいた。

平成22年第4回定例会
https://www.yukohiuchi.net/teirei/teirei22.html#1

その後、桜新町には、高齢者や障害者の方に配慮した平置きスペースができ、このことは大変有難いことであるし、利用しやすくなったとの声もいただく。
最近は電動アシスト自転車やチャイルドシート用の自転車など、大型で重い自転車もあり、今後は桜新町だけでなく、例えば成城や千歳烏山、尾山台の駐輪場など、その他の駐輪場にも、高齢者や障害者の方のためなど、様々なニーズに合うよう、平置きスペースの確保が必要だと考えるが、いかがか?区の見解を伺う。

答弁:
・駐輪場を利用される高齢者や障害のある方、及び電動アシスト自転車やチャイルドシート付自転車など、多様化する自転車利用に対応した平置きスペースの設置については、安心して利用できる施設の改善の取組みとして、利用状況や利用者のご意見、ご要望などを検討した上で、進めてきている。
・昨年度、桜新町の駐輪場のほか、区内2箇所(等々力・明大前)の駐輪場でラックを取り外すなどの整備を行い、合計113台分の平置きスペースを確保した。利用者からは、使いやすくなったとのご意見をいただいている。
・本年度は、尾山台、成城北第二、烏山南、千歳船橋南、桜新町、八幡山で、合計387台分の平置きスペースを整備する予定。現在、それぞれの駐輪場の指定管理者と、工事時期等の調整を図っている状況である。

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◎レンタサイクルの月極め利用の待機者解消について

●世田谷区のレンタサイクル(コミュニテイーサイクル)の現状
・主に通勤・通学で使われており、私も普段使っているが、自分の自転車をもたなくても区内4箇所で、どこで借りてどこに返してもよく、大変便利。また環境面・健康面からも効果的。
・利用方法は、1日単位の利用と、1か月単位の利用がある。
・継続的な利用を目指すには、1か月利用して2000円、という月ぎめの定期利用者をいかに増やすかが、ポイント。

◆ひうち質問
区のレンタサイクル(コミュニテイーサイク)の1ヶ月単位の月ぎめの会員数が飽和状態で、登録待ちの数は、経堂では一番古い方で昨年10月から待っていらっしゃり、現在67人待ち、桜新町では昨年11月からで、現在33人待ち、桜上水では今年5月からで、現在20人待ち、と、長い方で1年間も待っている状態。これだけのニーズがあるのはありがたいことであるし、このニーズに少しでも応える必要があると考える。
そこでまず、ずっと登録したままで、毎月の登録料を払っていない方がいないか、現在の登録会員状況の調査・把握が必要。またお昼にポートに行くと、レンタサイクル用自転車が借りられずに残っている状況なので、夜、駅から自宅に乗って帰り、朝、自宅から駅に返す正利用と、日中、駅から区内の会社や学校へ向かう逆利用の数を分けて把握し、月極め会員数を増やすなど、利用状況のさらなる把握が必要だと考える、いかがか?区の見解を伺う。

答弁:
・区内レンタサイクルは、桜上水南、経堂駅前、桜新町の3箇所でコニュニテイーサイクルとして、月ぎめの定期利用を受けている。
・月ぎめ利用者の受け入れに当たり、各ポート内において、自宅から通勤・通学のために駅に向かう人(正利用)と、駅から会社や学校へ向かう人(逆利用)の利用者を把握し、貸し出し、返却のバランスを取り、自転車がポートで不足しないよう管理する必要がある。
・また、月ぎめ以外に、日決め利用者用の自転車を確保する必要があり、加えて、ポート間の自転車の相互利用による自転車台数の偏りに気をつけることも重要なことと考えている。
・今後も、実際に月ぎめとして契約している利用者の状況や、自転車利用の動向など、様々なデータを整理・分析の上、可能な限り、受け入れの余地を検討し、月ぎめ利用の拡大など、効率的な運営に努めてまいる。

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